WSOP2014ファイナルテーブル ハンド考察2

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前回のWSOP2014ファイナルテーブルハンド考察に反響があったので
パート2書かせていただきます! :exciting:
だいぶ長文になるので覚悟して最後まで読んでください! :shock:

大方の予想通りスロースタートで始まったWSOP2014ファイナルテーブル。
面白いハンドがあったのでまた砕いて考察していきます。
そのハンドというのは最初の脱落者を出したハンド。
それは突然やってきました。

https://www.youtube.com/watch?v=JEIdu9Y4HnU&t=61m0s
Vanhoof(95bb) Raise 1.1mil (2.2bb) HJ
Newhouse(44bb) call CO
Tonking(49bb) 3bet 3.75mil (7.5bb) SB
Vanhoof fold
Newhouse call 2.65mil (5.3bb)

Vanhoofは暫定2位のプレイヤーに倍近くの差をつけ、アベレージの2倍以上の不動の暫定1位を走っていました。
ここでのVanhoofのオープンレンジは極めて広いと考えられます。
それは3番目に良いポジションでアクションなく彼まで回ってきたことと、
もっとも大切なのは暫定6~9位までのプレイヤーが既に降りていたことで、暫定2~5位のプレイヤーにICMのプレッシャーをかけることが出来た事です。
Newhouseはそれを理解していたNewhouseはCall。
3betしてもポジションがあるとはいえ、前ブログのハンド考察①のように
アグレッシブでシチュエーションを上手く利用してプレイが可能なVanhoofに対してT’sは弱いレンジをアウトオブポジション(oop)でプレイさせると共に
ポットコントロール・強いレンジに対して勿論セットマインドという考え、また残り3人のアクションが残っているということも含めてCallが最も的確だと考えたと思われます。
Tonkingは全てのプレイヤーからPost FlopでoopになるSBから3bet。
彼のここまでのテーブルイメージとしては至って無駄がなく、ベストハンド/ポットオッズがあると考えたときのみポットに参加していて、
30分遅れでテレビ中継の情報が流れる中でもセコンド的に仲間から情報を提供してもらっていた皆が理解していたであろうと思われます。
その彼がSBから3bet。幾らレイトポジションからのRaiseに対してSB/BBからのmulti betが頻繁に行われる近年のポーカーとは言え、
トップレンジ(AKo,AKs,{J’s}Q’s+)と考えることが出来ると思います。
Vanhoofはスタックサイズ・ベットサイズ的にも続ける利点がないと考えたVanhoofはFold。
ここで難しいシチュエーションに立たされたNewhouse。
アンダーレプリゼントしていたNewhouseはベストハンドの可能性も考えられる中、Tonkingのハンドレンジはこのシチュエーションでは
やはり固いと考えプライドオッズ的にもCallしか選択しがなかったと考えられます。
ここでのプライドオッズとは、ポケットペアがFlopでセットになる確率が1/8.5
5.3bbで最大19bb+41.5bbの60.5bbが約1/11でFlopを見ることができる好条件。
勿論これはプライドオッズを最大に活かせた時の話ですが、TonkingのAKo,AKs(Newhouseはもっと広いレンジと過程していた可能性もあります)
のハンドレンジがまだ十分に考えられたこのシチュエーションではベストなチョイスと言えるでしょう。

Flop J42r Pot 9.5mil(19bb)
Tonking bet 3.5mil(7bb)
Newhouse call

Flopは一つの最もドライでベストハンドか否か分かりやすいボード。
ここで求められるTonkingのベットサイズはFloatingを誘うサイズ・セットでないポケットペアからバリューを取るサイズ・数少ないコンビネーションですがJxからの
バリューを取るサイズでした。
Potの約35%を選んだTonking。相手のQ’sよりも大きいポケットペアの可能性が極めて低いことと、どの状況下でもルーズでアグレッシブだったNewhouseが相手だったということで、
このボードで彼が考えていたことは最大限にバリューを取ることのみだったと考えられます。
NewhouseはCall。まだオーバーポケットペアなのかAKハイなのか分からない情報しかないので、自信はなかったと思いますが、
相手の動きをTurnでも先に見れるという利点からもCallがベストだと考えられます。

Turn 4x Pot 16.5mil (33bb)
Tonking check
Newhouse bet 4.5mil(9bb)
Tonking call

Turnは両者にとってとても良いカードになりました。
Tonkingからすれば、唯一負けていそうなコンビネーションのセットの中から4’sの可能性が極めて低くなった。
またフラッシュドロー以外のバックドアから成りえたドローコンビネーションもなくなったということ。
この極めて安全なボードでFloating/アンダーポケットペアのレンジが相手に考えられる状況。
まだ幾らかのバリューが期待出来そうなシチュエーションで必要なことは何か。
それが彼が考えなくてはいけないことであり、ルーズでアグレッシブなNewhouseにはCheckが的確だと考えられます。
Betしてしまえばベット額には関係なく、この片寄ったボードではFloating/アンダーポケットにもバリューは期待できないと思われる。
CheckをすることでFloatingからのバリューが期待出来、アンダーポケットからもバリューが期待出来るかもしれなかったのです。
またアンダーポケットでCheckをしポットコントロールしたとしても、Riverでのバリューベットに対してのCallはTurnでのCBよりも高い確率で起こりえると考えられます。
Checkを見たNewhouseはAKハイがまだTonkingのハンドレンジに有り、フリーカードを渡したくないと同時に自分の位置を確認したかったのだと思われます。
そこで30%のベット額を選びました。
AK(ツーオーバーカード)だったと仮定したときのアウツは6枚で1アウツを2.2%と考えると13.2%でAかKがヒットします。
また上記のハンドレンジではお話ししませんでしたが、NewhouseがTonkingのハンドレンジ8’s,9’s,T’sなどのハンドも含めていたら30%のベット額は
必要なベット額のように思えます。
TonkingはRaise(allin)しても良さそうなポットサイズまたこれ以上のバリューがRiverに期待がしにくいでしたが、Call。
このCheck/Callで十中八九どころかほぼ確実に負けているとNewhouseは気づいていたと思われます。

River Jx Pot 25.5mil(51bb)
Tonking check
Newhouse 10.2mil(20.5bb) allin
Tonking call

ボードツーペアになってしまいました。
一見Tonkingからして危険にも見えるボードですが、プリフロップからのアクションでJx(AJ),2’sくらいにしか負けていないと思われるボードです。
Betする意図も全くないので、もちろんCheckを選んでいます。
Newhouseが出来ることは二つ。
①ほぼ負けているハンドをショーダウンに回しこのポットを諦める。
②JがRiverで落ちたことを利用しAJをレプリゼントする。
諦めてしまえば暫定同最下位の20bbに転落することになります。
しかしT以外のカードでは最も好都合なカードがRiverに落ちてきたことでブラフが出来る最後の望み生れました。
Newhouseはレプリゼント出来るハンドが極めて限られていることを知りながら最後の勝負に出たのです。
TonkingはAJ,2’s,(4’s)に負けていることがあるとしても、Flopからバリューを取ることしか頭に置いていなかったのでCall。

Pot 46mil(92bb)
Newhouse T’s < Tonking Q's Riverカード"J"が6,000人を超える参加者の中から前年ファイナルテーブルに進出し二年連続進出という輝かしい結果を残したNewhouseを 今年も前年と同様9位でファイナルテーブルから離れることになった一つの要因になってしまいました。 まとめ Tonkingは思った通りのハンド運びが出来た。 NewhouseのTurnベットはプリフロップのTonkingのトップレンジに対して打つ必要がなかった+ 勝っている唯一のハンドレンジAKに対しても13%弱のアウツを考えるとポットコントロールするほうが適切だった。 (AKがブラフに転じることはdryなボードでCheckをしたことから頻度は低いと考えられる。) NewhouseのRiver Allinに関してはレプリゼント出来るハンドが一つ増えただけで、プリフロップレンジ+彼のテーブルイメージ(気負いしない)を考えると 適当過ぎる判断を決定的な場面で出してしまった。 以上がハンド②での考察になります。 質問承りますので是非お願いしますね! :victory: 興味がある方は次回をご期待ください。 [su_button url="https://www.pokertrainingjp.com/wsop%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E8%A7%A3%E8%AA%AC/" target="blank" style="glass" background="#efeb2d" color="#000000" size="4" wide="yes" center="yes" icon="icon: fast-backward" icon_color="#000000"]WSOPファイナルテーブルハンド考察1, Van Hoofブラフ[/su_button]

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