WSOP 2016メインイベント ハンドレビュー

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wsop2016今回は WSOP 2016メインイベントの中にあったとても興味深いハンドをレビューしていきたいと思います。

WSOP 2016メインイベント Day7
ブラインドは100K-200K A30K 8プレイヤー
UTGのPONSが :kd: :qd: で450Kにレイズイン。
BTNのRUANEが :9c: :8c: 、SBのOBSTが :7h: :7d: 、BBのNGUYENが :9h: :6c: でそれぞれコールして、4wayポットになります。

フロップは :qs: :7c: :jc: でポットは2.04M この時点でRUANEとOBSTの有効スタックは21.5M

UTGのPONSがトップヒットで625KのCBをして、それに対してストレートフラッシュドローのRUANEが2.025Mにレイズ。
この時点で考えられるRUANEのハンドレンジは、QJの2ペア、77・JJ・QQのフロップセット、 :ac: :qc: のペアプラスフラッシュドロー、 :ac: :kc::10c: :9c::9c: :8c: のようなコンボドローが考えられます。
ですが、特にJJ・QQ・AKsなどはプリフロップで3ベットするラインも考えられます。

そのレイズに対してフロップボトムセットのOBSTが5.3Mに3ベットをして、RUANEだけがコールします。
OBSTの3ベットレンジはRUANEの2ベットレンジと似ているレンジですが、より狭いレンジになると思います。
プリフロップでコールしたことを考えると、RUANEと同じようにJJ・QQ・AKsなどのハンドは薄くなり、QJや77のようなハンドが濃厚でしょう。
OBSTの3ベットに対してRUANEがコールしたことで、もしRUANEがフロップセットのような強いメイドハンドを持っている場合4ベットしている可能性が高いので、RUANEのレンジの中のドローの比率が上がりました。

ターンは :10c: でポットは13.265M 二人の有効スタックは16.2M

OBSTにはとても嫌なカードが落ちてチェック。
ストレートフラッシュになったRUANEは3.75Mという小さなベットをしてOBSTがコール。
RUANEがフラッシュを完成させていたとしてもOBSTがフルハウスを引きに行くオッズはあるので、OBSTがここで降りることは難しいです。

リバーは :10d: でポットは20.765M 二人の有効スタックは12.5M

SPRは0.6ほどしかありません。
ここでフルハウスが完成したOBSTは4.7Mのバリューベットをします。
SPRはすごく小さいですが、このようなラインでオールインをした場合、相手のフラッシュを降ろしてしまうでしょう。
このラインにブラフは99%ないと思いますが、相手のコールするオッズを少しでも良くする為にこのような小さいブロックベットのようなサイズにしたのだと思います。

対してナッツを持っているRUANEは12.5Mのオールインをします。
RUANEから見ればOBSTのリバーベットはコミットしているように見える為、このオールインにブラフはないでしょう。
ここでOBSTはとても難しい判断を迫られました。
このオールインにブラフがないとすると、RUANEはどのようなハンドでこのようなオールインをするのでしょうか。
QQとJJのフルハウスと98sのストレートフラッシュが考えられます。
QQとJJは合わせて6コンボですが、プリフロップで3ベットをしなかったこと、そしてフロップで4ベットをしなかったことを考慮して2コンボとして考え、それにストレートフラッシュの1コンボを加えて計3コンボとして考えてみます。
ここで重要になってくるのは、 :ac: :qc::ac: :kc: のAハイフラッシュでこのようなオールインをするかどうかということです。
このAハイフラッシュのどちらか一方でもオールインするのであれば、OBSTはこのオールインをコールするオッズがあることになります。
ですがOBSTはフォールドを選択したことから、この場面でAハイフラッシュでのオールインはしないと考えたのだと思います。