今回は、APPTソウル2016 メインイベント第3位の Tomita Tetsuro さんにインタビューをさせて頂きました。
Aki(以下A)「メインイベント3位入賞おめでとうございます!本日は宜しくお願いします!」
Tomita Tetsuro さん(以下T)「優勝を狙っていたので悔しい気持ちが大きいですが、ありがとうございます!こちらこそ宜しくお願いします!」
A「確かに今はトーナメントの直後ですし、優勝を狙える位置にいたので悔しさは大きいですよね それではメインイベントのDay1からお話を聞かせて下さい。」
T「そうですね、Day1は序盤にAA<KKでスタックを半分くらいに減らしてしまいました(スタートスタックは20,000点)。ですが最初のテーブルはそれほど厳しいテーブルではなかったので、比較的自分のポーカーができていたのではないかと思います。そして徐々にスタックを増やし、結局Day1は33,000ほどのスタックを持ってDay2に進むことができました。」
A「序盤にスタックを減らしながらも持ち直し、Day2へと進んだわけですね。Day2はいかがでしたか?」
T「はい、Day2はアベレージ以下のスタックで始まったんですが、徐々にスタックを増やしていきました。ですが、僕がQQを持っている時にAKの相手と4ベットポットになり、そこで大きくスタックを減らしてしまいました。フロップにAが出て、それでなんとかフォールドすることができ、チップを残すことができました。もしプリフロップで全て入っていたらスタックされていたので、フロップを見てプレイをしたのが良かったと思います。」
A「普通はプリフロップで全て入ってしまいそうな状況だと思いますが、そこを回避して結局Day2はアベレージより少し上の184Kのスタックを持ってDay3に進みましたね。Day3はいかがでしたか?」
T「はい、Day3は残り22人から始まってITMが18位からだったので、ITMまでの間にうまくスタックを増やそうと思っていたんですがなかなかうまくいかず、現状維持のままITMになりました。」
A「そしてキーとなるハンドがありましたね。
のフロップで、Tomitaさんは
を持ち、
持ちの1ヒットフラドロとオールインになり、リーバーのAで逆転し、600Kを超えるスタックになり一時はチップリーダーになりました。」
T「そうですね、あのポットを獲得できたことが本当に大きかったです。それからそのチップを使ってプレッシャーを掛けていきたかったんですが、そのすぐ後にもっと大きなスタックのチップリーダーができてしまって、若干動きにくくなってしまいました。」
A「そしてDay3は残り7人までプレイされ、最後は542Kという暫定3位のスタックを持って最終日を迎えましたね。それでは最終日のファイナルテーブルについてお聞かせ下さい。」
T「はい、最終日が始まってすぐにショートスタックのプレイヤーがバストし、そしてOchiaiさんもバストして早い段階で残り5人になりました。ですがこの5人でのプレイが長く続きました。Michaelさんがショートになり、それに次ぐスタックが僕とHirosawaさんだったので、動きにくい状況が続いていました。その中でMichaelさんがバストして残り4人になりました。」
A「そしてその中で一番ショートだったHirosawaさんが2回のダブルアップでスタックを持ち直しましたね。」
T「そうですね。それで僕が一番ショートになり、動き出さなければならなくなりました。まずはSBからA9sでオープンオールインをして、BBの77とのフリップを勝つことができ450Kほどに、そしてTT>KKでも運よく勝つことができ、これで900Kほどまでスタックを増やすことができました。これはとても大きなダブルアップでした。」
A「そしてその後すぐにHirosawaさんがバストして3wayでの戦いになりましたね。その時点ではTomitaさんの左にいたAlbertさんがチップリーダー、そしてTomitaさんは2位のスタックを持っていましたね。その状況でTomitaさんはどのようにプレイしようと考えていましたか?」
T「そうですね、Albertさんにはポジションもありませんし、ポストフロップのうまさも感じていたので、Albertさんとはポストフロップを戦わずにプリフロップの3ベットで対処するようにしていました。基本的に右のQianさんのチップを狙っていました。」
A「そしてキーとなるハンドがありましたね。
ブラインドは10K-20K A3K
SBのTomitaさんが45Kにオープンレイズして、BBのAlbertさんがコール。
フロップは
でTomitaさんのチェックにAlbertさんが50Kのベット、Tomitaさんはコール。
ターンは でTomitaさんのチェックにAlbertさんが70Kのベット、Tomitaさんは再びコール。
リバーは でTomitaさんが100Kのベット。それに対してAlbertさんが370Kにレイズ、Tomitaさんが悩んでフォールドというハンドです。」
T「あの場面で僕はAハイを持っていました。そしてフロップ、ターンはAハイで勝っていると思ってチェックコールをしていました。そしてリバーでボードフルハウスになって自分からベットをしたんですが、これは相手もボードをプレイしていると思っていたので、このベットによって降りてくれたらラッキーだし、コールされてもチョップになるという意味でのベットでした。ですが相手からのレイズが来てしまったので残念ながらポットを諦めるしかなかったです。自分がバストしてから彼にこのハンドを聞いてみると、Qを持っていたよと教えてくれました。」
A「このポットを落としたことでリズムを崩してしまいましたが、すぐに気持ちを切り替えて徐々にスタックを増やしていきました。そこでAlbertさんとQianさんが大きくぶつかるハンドがありました。
ブラインドは10K-20K A3K
BTNのQianさんが45Kにレイズして、BBのAlbertさんが125Kに3ベットをしてQianさんがコール。
フロップは
でAlbertさんが130KのCBにQianさんがコール。
ターンは でAlbertさんのチェックにQianさんが185KのベットをしてAlbertさんがコール。
リバーは でチップをカバーしているAlbertさんが580KほどのオールインをするとQianさんがコール。
<
でAlbertさんがここで大きなポットを失いました。」
T「このハンドでAlbertさんは僕よりもスタックが小さくなり、ヘッズアップへの道が見えてきました。ですがそのすぐ後にAlvertさんがQianさんから86s>AQoでダブルアップをして、僕がBTNからAJoでオープンするとSBのAlbertさんがA6oで3ベットオールインをして、コールしましたがチョップになるなど、チャンスを生かすことができませんでした。」
A「そして最後はSBのTomitaさんが11BBほどをオールイン、BBのAlbertさんがコール。
<
で残念ながらバストしてしまいました。それでもメインイベント3位入賞は本当に素晴らしい成績だと思います。」
T「ありがとうございます。ですが最後の方は疲れがかなり出てきていたので、もう少しどうにかなったのではないかという思いもありますが、目立ったミスプレイというのはなかったと思うのでその点では満足しています。次回は今回以上の結果を残せたらと思います 」
A「今回はお疲れの中、快くインタビューを引き受けて下さってありがとうございました!」
T「こちらこそありがとうございました 」