SPR について

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SPR今回は SPR について考えていきたいと思います。

SPR とはstack to pot ratioの略で、有効スタックをポットサイズで割ったものです。
SPR は有効スタックとポットサイズの比率を示す指標として使われます。
例えば有効スタックが100でポットサイズが10の場合、 SPR は10になります。

 

◆SPRの違いによる注意点
異なったSPRをプレイするには、それぞれの特性を知っておく必要があります。

●SPRが低い場合
SPRが低い場合は、プレイの幅が狭まります。
フロートやブラフがしにくくなったり、スキル差も小さくなる傾向にあります。

●SPRが高い場合
SPRが高い場合は、プレイの幅が広がります。
リバーまでプレイできるようなスタックなので、スキル差が出やすくなる傾向にあります。

◇例
:ah: :kd: を持っていて、フロップは :ks: :10s: :9c:
ストレートもあり得るドローヘビーなボードで、トップペアトップキッカーを持っています。

●SPRが低い場合
有効スタックが30でポットは10、SPRは3として考えます。
この状況で相手がチェックレイズのような強いアクションをしてきたとしても、こちらは簡単にスタックオフすることができます。
もちろん相手が強いメイドハンドを持っていることもありますが、有効スタックが少なくSPRが小さい状況ではリスクも小さくなり、このAKのトップペアは十分な強さを持っていると言えます。

●SPRが高い場合
有効スタックが200でポットが10、SPRは20として考えます。
この状況でチェックレイズをされた場合、難しいスポットになります。
現時点でベストハンドの可能性はありますが、トップペアだけでスタックオフするにはSPRが大きいです。
このような高いSPRででオールインまで発展した場合、相手の強いドローやメイドハンドと戦うことになり、それらのレンジに対してこのAKは十分なエクイティを持っていません。
もちろんトップペアトップキッカーは強いハンドですが、高いSPRでは慎重にプレイする必要があります。

 

◆SPRの目安となる基準
ここではSPRを大きさによって3つに分けて、それぞれを詳しく考えていきます。
基本的には高いSPRほど強いハンドが必要になると考えて下さい。

●低いSPR(0-6)に適しているハンド
オーバーペア
トップペア
ボトム2ペアなど

これらのハンドはそれほど大きなポットをプレイしたくないハンドです。
ですがSPRが低い状況ならスタックオフできる十分な強さを持ったハンドです。
これらはメイドハンドですし、SPRが低ければ判断機会も減りプレイも比較的簡単になります。

●中くらいのSPR(7-16)に適しているハンド
トップ2ペア
セット
強いドロー
フラッシュやストレートなど

このようなSPRの場合は、上記のようなより強いハンドが必要になります。
ポケットペアでのセット、スーテッドコネクターでのストレートやフラッシュなど、ビッグポットを狙えるようなインプライドオッズが生まれやすくなります。

●高いSPR(17+)に適しているハンド
セット
強いドロー
強いフラッシュやストレートなど

このようにSPRが高い状況ではさらに強いハンドが必要になります。
Aハイフラッシュやブロードウェイストレートなどのナッツに近いハンド、もしくはその可能性があるハンドをプレイすることが大切です。
SPRが高くなればなるほど、リバースインプライドオッズが高くなってしまう小さなフラッシュなどは慎重にプレイしなければなりません。
せっかくドローが完成してもさらに強いハンドに対して大きなバリューを与えてしまう可能性があるからです。

 

ここで紹介した基準はあくまで目安として考えてください。
これらは相手のプレイスタイルによっても変化します。
もし相手がルースコーラーなら高いSPRでも強いトップペアやオーバーペアなどでマックスバリューを狙いにいけますし、タイトパッシブな相手からチェックレイズなどの強いアクションがきたとすれば、低いSPRでもフォールドすることが正しいプレイになります。
これらを総合的に考えてプレイすることが大切です。