SB でのフラットコールについて

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SB今回は SB でのフラットコールについて考えて行きたいと思います。

◆SBでの基本戦略◆

オープンレイズに対するSBでの基本戦略は3ベットorフォールドが推奨されます。
その理由としては以下のようなものになります。

①SBでコールした場合、BBからのスクイーズへの対処が難しい
②SBでコールした場合、ハンドレンジが絞られやすい
③SBでコールした場合、BBのコールオッズが良くなりマルチウェイになりやすい

BBからのスクイーズされた場合、ポジション、レンジアドバンテージがない状況でプレイすることはかなり難しくなります。
そしてBBがコールしてマルチウェイになった場合には、最悪のポジションでポストフロップをプレイしなければならなくなる為、これもまた難しいスポットになります。

それでは3ベットした場合を考えてみましょう。

①プリフロップでポットを獲得することによって、ポストフロップでのポジションの不利を打ち消すことができる
②対戦相手の数を減らすことができる
③ポストフロップで主導権を持ち有利にプレイすることができる

これらのことから、SBからはオープンレイズに対して極力コールをせず、3ベットorフォールドすることが利益的なプレイとなります。

◆SBでのフラットコール◆

前述したように、オープンレイズに対するSBでの基本戦略は3ベットorフォールドになります。
ですが、SBでフラットコールする戦略が有効なシチュエーションがあります。
ここではそのようなシチュエーションをいくつか紹介していきたいと思います。

◇バブルファクター◇

MTTで強いバブルファクターが掛かっている場合、SBでのフラットコールが有効な戦術になります。
例えばアベレージスタックが30BBのMTTのファイナルテーブルバブルの状況を考えてみましょう。

チップリーダーがCOからオープンレイズをして、アベレージスタックを持つSBにKQsが入りました。
KQsはもちろん3ベットできる強さを持っていますが、ここではフラットコールが最も良いプレイでしょう。
この状況ではチップリーダーとの対戦になる為、アベレージスタックを持つSBにはバブルファクターが大きく影響します。
もし3ベットをして4ベットオールインをされた場合にはフォールドしなければならず、それによってチップはもちろんKQsという強いハンドの良いエクイティを全て失ってしまいます。

ですがフラットコールした場合、KQsがフロップでヒットすれば強いドローかペアになることが多く、ポストフロップもプレイしやすいです。
SBのコールによってオッズが良くなり、BBは多くのハンドでコールするかも知れませんが、BBの広いコールレンジに対してKQsは良いエクイティがありますし、3wayになることでオリジナルレイザーのフロップCBが減る可能性もあります。
つまりこのような状況ではポットコントロールによってリスクを抑えるプレイが有効になります。

◇ウィークプレイヤー◇

ポーカーで利益を上げる為には、自分よりも弱いプレイヤーとの対戦を増やすことが大切です。
もしBBにウィークプレイヤーがいる場合、オープンレイズに対してSBでフラットコールすることによって、BBのコールオッズが良くなりBBがポットに参加しやすくなります。
そのようなプレイヤーがスクイーズプレイ等をしてくることは少ないので、それほど3ベットを警戒する必要はありません。

ですので普段バリュー3ベットをするレンジのいくつかと、フォールドするレンジのいくつかをフラットコールレンジに組み込むことで、BBのウィークプレイヤーと同じポットをプレイする機会を増やすことができます。

◇インプライドオッズ◇

オープンレイズに対してSBでスモールペアを持っていた場合、インプライドオッズがとても大切な要素になります。
インプライドオッズが大きければ大きいほどフラットコールが利益的なプレイになります。
インプライドオッズを考える際には、以下の2つに注意しましょう。

●十分な有効スタックがある
有効スタックが小さければ、スモールペアでセットを作った際のリターンが小さくなります。
ですので十分なリターンが望める有効スタックがあるかどうかをしっかりと確認しましょう。

●相手のレンジが強い
相手のレンジが強ければ強いほど、セットを作った際のリターンは大きくなります。
ですが逆にルースにオープンしている相手のレンジは弱く、せっかくセットを作ったとしても大きなリターンは望めません。

 

ここで紹介したように、SBからは3ベットorフォールドという基本戦略に捉われ過ぎずに、フラットコールが有効なシチュエーションではコールも一つの選択肢として考えてみて下さい。