HUD (ヘッズアップディスプレイ)について

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82今回はオンラインポーカーにとって今や欠かすことのできない HUD について解説していこうと思います。
HUD とは、ホールデムマネージャー等のトラッキングソフトに付随する機能で、自分や相手のスタッツ(情報)をテーブル上に表示させることができます。
これにより相手のスタッツを瞬時に知ることができます。
それを利用して相手のプレイスタイルにアジャストすることで、ゲームを有利に進めることができます。
一般的に、トーナメントやSnGよりもキャッシュゲームの方が多くの情報を必要とします。
今回は効果的な HUD を選んで解説していきたいと思います。

①VPIP(参加率)

VPIPは相手がどの程度ゲームに参加しているかを示した指標です。
これはスタッツの中でも一番基本となるもので、少ないデータ数でもある程度の判断が可能です。
9人テーブルであれば、20%以上はかなりルース、10%以下はタイトなプレイヤーだと言えます。

②PFR(プリフロップレイズ率)

PFRはプリフロップでレイズする確率です。
プリフロップでリンプを使わずにしっかりとレイズで参加しているプレイヤーはVPIP-2~5くらいの数値になると思います。

③3BET(3ベット率)

文字通り3ベットの確率です。
3ベットの場合はなかなかサンプルが集まらない為、判断材料にするにはより多くのハンド数が必要となります。
さらに細かく見たい場合は、COからのレイズに対する3ベットや、BTNからのレイズに対する3ベットを表示することもできます。

④Fold to 3bet(3ベットに降りる確率)

3ベットに対して降りる確率です。
これが70%以上の相手に対しては積極的に3ベットを仕掛けていきましょう。

⑤4BET(4ベット率)

4ベットの確率です。
これは3ベット以上にサンプルが集まりにくい為、Fold to 3bet等と合わせて参考にするといいと思います。

⑥Fold to 4bet(4ベットに降りる確率)

4ベットに対して降りる確率です。
これも多くのサンプルが必要なスタッツです。
近年のキャッシュゲームだと4ベットをコールするプレイヤーも多くなってきた為、ライト4ベットをすべきではないプレイヤーの判断はつきやすくなっているのかなと思います。

⑦Steal(プリフロップのスティール率)

Stealというのは、CO(カットオフ)BTN(ボタン)SB(スモールブラインド)からのオープンレイズを指します。
この数値が高い相手の場合は、こちらの3ベットレンジを広げることが期待値+のプレイになります。
さらにSB Steal(SBからのスティール率)とBB Fold vs SB Steal(SBからのスティールに対してBBが降りる確率)を表示すると、より正確なブラインド周りの情報を把握することができます。

⑧Fold to steal(スティールに降りる確率)

これはStealに対して降りる確率です。
スティールをする時にはこの数値を確認して、この数値が高い場合は積極的にスティールを狙いましょう。

81⑨RFI(レイズファーストイン)

これは簡単に言えばオープンレイズのことで、EP RFIやMP RFIなどがあります。
COよりもレイトポジションの場合はStealと表示されます。

⑩Flop Cbet  Turn Cbet

これはフロップ及びターンでコンティニュエーションベットをする確率です。
これにはそれなりのサンプルが必要になります。
この数値が高ければフロートやフロップレイズが有効な戦略になります。
フロートをする場合は、ターンのCB率も参考にしましょう。
ターンのCB率も高い場合はフロートがしにくくなってしまいます。

⑪Flop Fold to CB Turn Fold to CB

これはフロップ及びターンのコンティニュエーションベットに対して降りる確率です。
降りすぎる相手に対しては多くCBを打つべきですし、降りない相手に対してはCBを控えるようにします。

⑫Flop Call CB IP

これはポジションがある状況でフロップのCBをコールする確率です。
これが高い場合は、フロートしている可能性が高くなります。
しっかりとしたハンドでCBをしましょう。

⑬Flop Bet vs Missed CB   Turn Bet vs Missed CB

これはフロップ及びターンでオリジナルレイザーがチェックした場合にベットする確率です。
これが高い相手の場合は、相手にベットさせてチェックコールするようなプレイが有効です。
Flop Call CB IPと Turn Bet vs Missed CBを合わせて見ることで、フロートをより正確に見抜くことができます。

⑭Flop Donk Bet

これはフロップでドンクベット(オリジナルレイザーに対して先にベットすること)をする確率です。
これはサンプルが少なくても以外と役に立ちます。
これが高い場合は、様々なペアやドローでベットをしている可能性があり、こちらはレイズもできますし、フロートすることもできます。

トーナメントやSnGをプレイする場合はこれらのスタッツで十分に対応できると思います。
キャッシュゲームの場合はより多くのスタッツが必要になる場合がありますが、テーブルディスプレイ上のスペースにも限りがあります。HUD をクリックするとより詳しいスタッツを表示することができるので、そのつど確認するのがいいと思います。