BRM の基本的な考え方

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BRM今回は BRM (バンクロールマネジメント)の基本的な考え方についてまとめていきたいと思います。

まず最初にポーカーにおける BRM とはポーカー資金の管理のことを言います。
一般的にはBI(バイイン)がいくつあればいいかという指標を使い、例えば10NLの10BIなら$100、$7のトーナメントの10BIなら$70になります。
可能な限り破産を避けつつ、できる限り良い利回りでポーカー資金を運用していくというのが基本的な考え方です。
そのバランスを考えていくわけですが、誰にでも使える明確な基準というものはありません。
ポーカー資金以外のバンクロール、プレイヤースキル、ステークス、ゲーム等によりBRMを変化させる必要があります。
今回はキャッシュゲームの BRM に焦点を絞って考えていきたいと思います。

◆20BIルール◆
キャッシュゲームにおけるこのルールは古くから使われている基本的なBRMです。
1BIを100BBとして2,000BB以上のBRを持っていることが望ましく、BRの5%以上でBIをしないというのがこのルールの考え方です。
ですがこの指標を使うには以下の2つの条件を守らなければなりません。
①資金を追加することができる
②プレイするステークスで勝つ実力がある

まず①に関してですが、BRに追加できる資金がない場合20BIというBRは十分とは言えません。
downswing

これはウィンレートが3BB/100というオンラインで言えば合格点と言えるプレイヤーのプレイをシミュレートしたものです。
ハンド数は100万ハンドです。
これを見ると例え勝ち組プレイヤーだとしても、30BI近いダウンスウィングを何度か経験していることがわかると思います。
BRに追加できる資金がない、もしくは追加する気がない場合はライブゲームで50BI以上、オンラインゲームで一度に多くのテーブルをプレイする場合には100BI以上のBRを持っていることが望ましいです。

②に関しては、そもそもBRMが効果的に働くのは勝てるプレイヤーに対してだからです。
プレイするステークスで勝てる実力がなければ単純にBRが減っていくだけです。
これは20BIルールに限らず、どのBRMにも共通することです。

もう一つ言えることは、ステークスが上がれば上がるほどBRが大きくなり、それにつれてBRに追加する際の資金も大きくなるということです。
低いステークスをプレイしている分には、例えBRがバストしたとしても$100や$200の追加資金でまたプレイを再開することができますが、高いステークスになると資金を追加する際にはより大きな資金が必要になります。
さらにステークスが上がるにつれて相手プレイヤーのスキルも高くなることによりエッジが小さくなるので、低いステークスの時よりも余裕のあるBRMが必要になってきます。

◆ステークスを上げる◆
ステークスを上げるにはBRとスキルの両方が十分に備わっている必要があります。
まずは低いステークスから始めて自分の実力を知り、さらにそこで次のステークスでプレイできるBRを作って次のステップに進むというのが基本的な考え方です。
$40のBRで2NLから始めて、$100までBRを増やしたら5NLに上がるという感じです。
上のステークスで負ければ元のステークスに戻ってスキルの向上とBRの構築を目指します。

もう一つの方法としては、次のステークスに必要なBRを作る前にお試しとして上のステークスをプレイすることです。
例えば2NLで$60(30BI)までBRを作り、5NLにお試し(5NLの1~2BI)で挑戦してみるという方法です。
この場合、5NLで勝つことができればそのまま5NLでプレイできますし、5NLで勝つ実力がなく負けてしまえば2NLに戻ってやり直すだけです。
この方法だと早くステークスを上げられますし、できなかったとしても上のステークスで経験を積むことができます。
スキルに自信があればこの方法がおすすめです。

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