3ベット の対処法

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今回は 3ベット された場合の対処法や、考慮すべきポイント等について考えていきたいと思います。

◆3ベットされた場合に考慮すべきポイント◆

3ベットに直面した際に考慮すべきポイントは以下のようなものがあります。

●3ベッターの傾向
3ベットに限らず、ポーカーにおいて相手の傾向に注意を払うことは常に大切なことです。
例えばライト3ベットのレンジが無いようなすごくタイトなプレイヤーからの3ベットの場合、こちらはトップレンジを残し多くのハンドをフォールドすべきです。
逆にルースアグレッシブなプレイヤーの3ベットに対しては多くのハンドでコールや4ベットをすることができます。

●3ベットサイズ
3ベットサイズも考慮すべき重要な要素です。
例えばBTNから3BBのレイズをし、BBに9BBの3ベットをされたとします。
現在のポット額は3BB+0.5BB+9BB=12.5BB。
この3ベットをコールした後のポット額は3BB+0.5BB+9BB+6BB=18.5BB。
コールに必要な6BBをコールした後のポット額18.5BBで割ると約0.32となり、コールする際のポットオッズは約32%となります。

それでは相手の3ベットレンジを99+, ATs+, A5s-A4s, KJs+, T9s, 98s, AJo+, KQo(9.35%)として考えてみましょう。
BBの3ベットレンジに対してそれぞれ
88は44.44%
KQsは40.87%
A5sは39.84%
87sは34.2%
のようなエクイティがあります。
コールに必要なポットオッズは約32%でしたので、これらのハンドでのコールは正しいコールとなります。
特に今回の場合はポジションアドバンテージもありますので、さらに期待値の高いコールになります。

●エクイティリアライゼーション
エクイティリアライゼーションは、エクイティの実現という意味になります。
ポーカーにはWTSD(ショウダウンする確率)という指標があります。
そして多くの場合、WTSDは20%後半から40%までの数値になります。
つまりショウダウンする確率の方が少ないということです。

例えば22vsAKoの場合は、プリフロップの段階では22に約53%のエクイティがあります。
つまりプリフロップでオールインしてショウダウンになれば、22は約53%のエクイティの全てを実現することができるということです。
ですが22を含むスモールペアでポストフロップをプレイする場合には、セット以上にハンドが進展しない限りショウダウンすることは難しいです。
3ベットポットをプレイする際にも、エクイティを実現しやすいハンドを選ぶ必要があります。
ローカードよりもハイカード、オフスートハンドよりもスーテッドハンドやコネクトしたハンドを選びましょう。

◆OOPからの3ベット◆

OOP(アウトオブポジション)から3ベットされた場合、こちらにはポジションアドバンテージがある為、広いレンジをプレイすることができます。
ここではハンドのタイプに分けて考えていきます。

●プレミアムハンド(AA-QQ,AK)
これらのハンドはもちろん4ベットもできますし、フラットコールもできます。
基本的には相手の3ベットレンジが広くなる程4ベットの比率も上がります。
ですがこちらの4ベットに対してコールやライトレンジで5ベットをしてこない相手、ポストフロップのアグレッションが高い相手に対してはスロープレイも有効です。
これらのプレミアムハンドはポストフロップも快適にプレイできるハンドなので、スロープレイをすることでそれらの相手から大きなバリューが見込めます。

●ハイ&ミドルペア(JJ-66)
これらのペアハンドをIPでプレイする場合には、フラットコールが適しています。
特にミドルペアはセットマインの意味合いが強いですが、相手の3ベットレンジに当てはまりにくいローボードのようなフロップではCBに対してコールすることができますし、ポジションを生かしてショウダウンに向かいやすいという点も大きいです。

●2ブロードウェイカード(AJ,KQ,QJ,etc)
これらのハンドはヒットすればトップペアグッドキッカーになることも多く、コールに適しています。
トップペアは基本的に2回のCBに対してコールできる為ショウダウンに向かいやすいですし、例えばKQsのようなハンドはナッツフラッシュやナッツストレートを作ることができます。
これらのレンジの中のオフスートハンドは、ハイカードのブロッカーを生かしてライト4ベットをすることもできます。

●ミドルのスーテッドコネクター(T9s,98s,87s,etc)
これらのスーテッドコネクターは、ポジションを加味するとコールするのに十分なエクイティを持っています。
そしてこれらのハンドの特徴として、相手の3ベットレンジにドミネートされにくいという点があります。
ドローを使ったセミブラフをすることもでき、プレイもしやすいハンドと言えます。

●スモールペア(55-22)
これらの小さなペアハンドは特に相手がアグレッシブなプレイヤーの場合、セット以上のハンドに進展しない限りショウダウンすることが難しいです。
つまりセットマインを主な目的としてのコールになってしまうので、有効スタックが大きい(インプライドオッズが大きい)、3ベットサイズが小さい、もしくは弱い相手の場合以外はフォールドすることが望ましいです。

◆IPからの3ベット◆

IPから3ベットされた場合こちらにはポジションがないので、基本的にプレイできるハンドレンジはかなり狭くなります。
ポジションがないので、セット等の強いハンドができた場合にもバリューが取りにくい為インプライドオッズも小さくなり、ショウダウンバリューがあるようなハンドでもポストフロップで降ろされて、本来ハンドが持つエクイティを放棄しなければならない機会も増えます。

ですので上記の’OOPからの3ベット’で紹介したようなコールレンジよりもタイトなレンジでプレイする必要があります。
具体的にはミドルポケットペア以上、ブロードウェイスーテッドのような扱いやすいハンドでプレイしましょう。