横澤 真人さんにインタビューしました!

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IMG_3320先月開催されたAPPTソウルメインイベントで見事15位という成績を残した 横澤 真人さんにインタビューさせて頂きました。
横澤 さんは今回のインタビューに快く応じてくださり、用意した質問にも全て真剣に答えてくださいました。
今回は世界を舞台に活躍されている 横澤 さんのインタビューをお送りします。

Aki(以下A)「今日はインタビューを快く引き受けて下さってありがとうございます。よろしくお願いします。」

横澤 さん(以下Y)「こちらこそよろしくお願いします。」

A「去年のAPPTソウルメインイベントはDAY1をチップリで通過しましたが、その時に気を付けていたことはありますか?」

Y「それほど気を付けていたことはありませんが、バリューベットを意識してプレイしていました。しっかりと直線的にバリューを取りにい きながら、あまり無理をしすぎない基本に忠実なポーカーを心掛けていました。」

A「チップリで迎えた二日目以降はどうでしたか?」

Y「二日目は2時間くらい寝坊したんですよね(笑)それでブレイク終わったぐらいに到着して、中盤ぐらいに3wayポットでセカンドチップリぐらいの大きなスタック相手にセットオーバーセットをくらってしまって、それで大きくチップを減らしてしまいました。二日目以降もプレイスタイルは変えずに、それにハンドも付いてきていたのでアグレッシブな印象を与えていたと思います。ですのでセットは降りられなかったですね。」

A「様々な国でトーナメントをプレイしていると思いますが、今回APPTが開催されたソウルの印象はどうですか?」

Y「日本人プレイヤーは本当に多いですね。そしてプレイスタイルは、自分のような直線的なポーカーをする人は少ない印象があります。チェックレイズや極端なベットサイズのようなイレギュラーなプレイをする人が多い気がします。」

A「そのようなプレイヤーを相手にする場合はやりやすいですか?それともやりにくいですか?」

Y「今まではそのようなトリッキーなプレイは苦手でした。ですが今年からはトリッキーなプレイに対してはさらにトリッキーなプレイをすることでうまくエクスプロイトするプレイができていたいと思います。ですので今回のAPPTではポットオーバーベットやチェックレイズ等、かなりアグレッシブにプレイしていました。」

A「多くの海外トーナメントをプレイされていますが、ライブトーナメントとライブキャッシュゲームにおけるバンクロールマネジメントについて聞かせて下さい。」

Y「正直僕はバンクロールマネジメントができてないんですよ。した方がいいとは思うんですが、僕のような若手は堅実にお金を稼ぐより、とにかくポーカーの実力を上げる事に専念した方が将来的な成功に繋がると思っています。なので、今はそこまでバンクロールマネジメントを重要視していませんが、バンクロールがある程度の額になってきた時にはもっと重要視すべきだとも思っています。そしてポーカーのいいところは小さい元手からでもすぐに再挑戦ができるということだと思うので 、ある程度のバンクロールになるまでは守るというよりも攻める意識が強いです。」

A「次に横澤さんがどのようにポーカースキルを磨いているのかを聞かせて下さい。」

Y「去年までは人に話を聞くことが多かったですね。例えば余語さんや木原さんだったりっていう自分より上手だと思うプレイヤーに話を聞いて、そしてそれを自分の中で整理してライブキャッシュゲームで確認するという感じでした。そして今年からオンラインポーカーを始めて、自分のスキルが伸びていくのをすごく感じました。それはより数学的にポーカーを理解することで自分のリークがどこにあるのかを知ることができて、そしてそれを改善するフィールドとしてオンラインポーカーは最適な場所でした。オンラインを最初にやった時は全然勝てなかったんですけど、1ヶ月くらいで勝てるようになってきました。今年スキルが上達した要因はそこにあると思います。」

A「ではライブキャッシュとオンラインキャッシュで大きく違う点はどのようなところだと思いますか?」

Y「まずはスタックサイズですね。オンラインの場合はスタックが浅く、小さいポットを多くとるようなトーナメントに近いプレイになりますね。ライブの場合、特に韓国ではバイインの上限がないのでとてもディープなテーブルになります。そしてライブゲームの場合はそのテーブルの流れというのが重要になってくると思います。オンラインでは自分の戦略対相手の戦略という図式になりがちで、なかなか流れというのは感じることができないものだと思います。ライブゲームではその時々で空気が変わるというか、チルトしてる相手に対してはまた違ったプレイでアジャストする必要がありますし、レベルシンキングだったり心理戦の要素がすごく大きなウェイトを占めていると思います。時には戦略よりも大切な要素になるその点を僕は特に最近意識してプレイしています。そしてトーナメントの場合はキャッシュよりも焦りが出やすいゲームだと思うので、相手から感じる焦りだったり、直近のハンドでどのようなことが起きてどのような心理状態にあるのかというのを考えながらプレイをするようにしています。」

A「キャッシュゲームではテーブルを変えたりすることはありますか?」

Y「僕はポリシーとしてテーブルを変えることはないです。テーブル内でのシートチェンジも滅多にしません。テーブルが良くても悪くても基本的にはずっとそのテーブルでプレイします。」

A「最後にチルトコントロールについてどう考えていますか?」

Y「僕は基本的にチルトはしないですね。ただポーカーのプレイ以外でチルトすることはあります。例えばディーラーに対してとか、理不尽な裁定をフロアにくだされたとかの場合はチルトすることはありますけど、それがプレイに影響することはないですね。ミスプレイしてへこむことはあっても、チルトするまではいなかないと思います。それでももしいいプレイを続けられないと感じた時はプレイをやめることにしています。」

A「本日はインタビューを引き受けてくださってありがとうございました。これからの活躍も期待しています!」

Y「ありがとうございました!」