今回は レベルシンキング について考えていきたいと思います。
レベルシンキング とは、言い換えるなら思考の段階という意味になります。
ポーカーでは相手の思考の一つ上の思考をすべきだと言われています。
それでは レベルシンキング の段階を見ていきましょう。
レベル1:A(自分)のハンドは何か
このレベルは一番基本となるもので、自分の持っているカードの強さにのみ依存した考え方です。
このレベルのプレイヤーはポジションの関係性やリバーまでのストーリーなどへの理解が乏しい為、ブラフがしにくいプレイヤーです。
レベル2:B(相手)のハンドは何か
このレベルでは、レベル1に加えてさらに一歩踏み込んで相手のハンドを予測するレベルです。
自分のハンドと状況を把握し、予測した相手のハンドとを照らし合わせて判断をすることができるレベルです。
レベル3:BはAのハンドをどう予測しているか
このレベルのプレイヤーは、常に自分のプレイ履歴や周囲のプレイヤーに対して気を配り、自分はどのようなプレイヤーに見られているか、自分のテーブルイメージはどうか、ということを認識できているプレイヤーです。
このレベルのプレイヤーは適切なバリューベットやブラフをすることができます。
レベル4:BはAがどのようにBのハンドを予測していると考えているか
このレベルの考え方ができれば、読みの深いプレイヤーにも対抗することができます。
ここまでくるとメタゲームの要素が強くなり、上級者同士の対戦やお互いのプレイをよく知っているプレイヤー同士の対戦では必要になってくる考え方です。
冒頭でも書きましたが、ポーカーでは相手の思考の一つ上の思考ををすることが大切です。
レベル1のプレイヤーに対してレベル4の考え方をしても意味はありません。
レベル1にはレベル2、レベル2にはレベル3というように、相手のレベルによって調整することが利益に繋がります。
ここで紹介したレベルシンキングを身に付けて、相手の思考の一歩先を目指しましょう