レイズ の強さとリスク

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今回はポストフロップ(フロップ以降)の レイズ の強さとリスクについて考えていきたいと思います。

◆レイズの強さとリスク◆

70ホールデムにおいて、フロップのベットに対してワンペアでコールすることは普通のことです。
ホールデムはワンペアを作るだけでも難しいゲームなので、トップペアが勝っているという状況は一般的です。
ただし、基本的に レイズ にはワンペアでコールしてはいけません。
相手のレイズ頻度が極端に高かったり、特別な理由がない限りは基本的には降りていたほうがいいでしょう。

プリフロップレイズして、フロップでもベットして、ターンでもベットしたら レイズ された。
この自分のアクションによって、自分が強い手を持っていることは十分にアピールしたわけです。
相手は当然こちらが何を持っているかは知りませんが、こちらのアクションから十分にこちらが強いということが伝わっているわけです。
それに対してさらに レイズ をしてきたとすれば、それは相手が本当に強い手を持っていて、こちらのトップペアはすでにベストハンドではない可能性が高いです。

AAやKKをフロップ以降も降りる気がないというならそれでいいでしょうが、相手が何を持っているかを考えて、相手のハンドと自分のハンドのどちらが勝っているかを判断し、強いハンドでもフォールドする、中途半端な強さでも相手はさらに弱いと考えたらバリューベットをする、それがホールデムというゲームの基本戦術です。

少しポーカーを覚えてくると、ベットでブラフ出来るようになってきます。
ですが レイズ でブラフするのはなかなか難しいものです。

すぐにベットしてきてブラフも多い、そんなプレイヤーでも レイズ は手が入っていることがほとんどです。
さらに言えば、そういうプレイヤーの レイズ のほうが堅いプレイヤーの レイズ よりも信頼できるとも言えます。
なぜなら、自分が他のプレイヤーにどう見られているか知っているからです。
自分が多くのベットをすることを見られているのを知っているわけですから、コールされやすいことは自覚しているはずです。

さらに レイズ によるブラフはリスクが高いです。
ベットの場合、ポットベットしたとしても2回に1回成功すれば割に合います。

100ドルのポットに対して、100ドルのブラフをする。
2回に1回降りてくれれば、100ドル入ってくるわけですから、損益の分岐点は打率5割です。

ではレイズの場合はどうでしょう。
100ドルのポットに対して、100ドルのベットをされる。
それに対して、400ドルのレイズをする。
100ドルコールして、300ドルのポットに300ドルベットするという形です(つまりポットレイズです)。

400ドルを入れて得られるポットは200ドルしかありませんから、今度は2回に1回の成功率ではNGです。
3回に2回成功しなくてはいけません。
必要勝率は67%となり、ブラフで渡るには危ない橋です。

相手がチェックした場合相手が弱い可能性は高いですが、今回相手はベットして来ていますから、何かを持っている可能性は高いわけです。
何か持っている可能性がある相手に対して、必要勝率が67%のブラフをするというのはリスクが高いと言えるでしょう。

つまり、逆に考えれば、レイズ は何か強い手を持っていないと簡単に出来るアクションではありませんから、ブラフの可能性は低いと言えるわけです。

AAやKKなどの見栄えのいいハンドは、特に初級者の方はなかなか降りたくないと思います。ですがそんなプレミアハンドも レイズ されたらただのワンペアですから、AAやKKとして考えるのではなくこのワンペアは勝っているんだろうか?と考える必要があります。

71良いフォールドというのはいつでもタフな決断です。
ヒーローコール(弱いハンドで相手のブラフをキャッチするコール)の場合は、成功すればとても爽快ですし、失敗しても自分のハンドを見せる必要もありません。
そして一番の違いは、相手のハンドを知ることができるという点です。

その点フォールドというのは、例え良いフォールドだったとしても基本的には相手のハンドを知ることができない為、もやもやしたものが残ります。
それだけならまだいいですが、相手にブラフを見せられた時には少なからずメンタルに影響が出るでしょう。
このように良いフォールドというものは、特にメンタル面において難しい決断です。
ですが、それにはポットを獲得するのと同じくらい大きな価値があるということを覚えておいて下さい :good: