ポーカー動画 ハンドレビューPart2

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今回もyoutubeにある ポーカー動画 の中から、興味深いハンドを選出してハンドレビューをしていきたいと思います。
今回はハイステークスポーカーの中から、Tom Dwanのプレイを解説していきます。

ブラインドは$400-$800 A$100です。

◇プリフロップ◇
まずはUTGのGreensteinが :ah: :ac: $2500にレイズイン。
UTG+1のDwanが :qc: :10c: でジャストコールして、SBのEastgateまで全員コールして、Eastgateは :4h: :2d: でコールして、結局ファミリーポットになります。
Greensteinは :ah: :ac: を持っていますが、良い状況とは言えません。

◇フロップ◇
フロップは :2c: :10d: :2s: で、ポットはすでに$21,600です。
SB、BBがチェックしてGreensteinは$10,000のCB。
ファミリーポットになってしまいましたが、Greensteinにとってこのボードは良いフロップの内の一つです。
まずドローがありませんし、2がペアになっていることでTを持っているプレイヤーの2ペアアウツを消してくれています。
ただこれだけ多くのプレイヤーがいれば、2のトリプスを警戒する必要があります。

GreensteinのCBに対してすぐ左のDwanがトップヒットで$37,300へレイズ。
これだけ多くのプレイヤーに対してオリジナルレイザーのGreensteinがCBをしているわけですから、ほぼ100%トップヒット以上のハンドを持っているでしょう。
このCBに対してコールするにはポジションが悪く、ハンドの強さも微妙です。
それならばレイズをして、自分よりもキッカーの強いTをフォールドさせ、Greensteinにも大きなプレッシャーをかけることを選んだのだと思います。
DwanはTを一枚を持っているので、TTをブロックもできています。
Dwanのポジションからのこのレイズはものすごく強く見えますし、今回のプリフロップのアクションから普通のプレイヤーなら2を持っていることは考えにくいですが、Dwanはハンドレンジが広いのでA2sやK2sを持っている可能性もある為、このレイズも不自然ではなくなっています。

そのレイズに対して2のトリプスを持っているEastgateがコール。
EastgateがJJ以上のペアを持っていた場合、プリフロップで3ベットをいているはずなので、Eastgateのこのコールはほぼ2のトリプス以外考えられないでしょう。
そしてGreensteinもコールして3wayでターンへ進みます。

◇ターン◇
ターンは :7d: でポットは$133,500です。
このカードはラグと言っていいと思います。
Dwanまでチェックで回って、自分がワーストハンドを持っていることを知っているDwanはフロップからのブラフを続け、$104,200のベットをします。
DwanのレンジはTTと2のトリプスが主なものだと思います。
このベットに対してEastgateはフォールドします。
Eastgateは2のトリプスでベストハンドを持っていましたが、キッカーが4だったったことと、GreensteinがTTをスロープレイしている可能性も考えてのフォールドだと思います。
そしてGreensteinもフォールドしてDwanがポットを獲得しました。

ディープスタックだから可能な、Dwanらしい魅力的なプレイだと思います :good:
次回の ポーカー動画 ハンドレビューもお楽しみに :bye: