ポーカーの基本戦術 Part2

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今回は ポーカーの基本戦術 第二弾として、ポジションの重要性について考えていきたいと思います。
前回の「ポーカーの基本戦術」も合わせてご覧下さい。

ptjp14ポーカーの基本戦術 の中で多くの人が理解しにくいのがこのポジションの重要性だと思います。
ですがポジションはとても重要なもので、ポーカーというのはハンドが60~70%、ポジションが30~40%のゲームだと思います。
ですのでこのポジションの重要性を理解することでポーカーはとても楽しくなります。
ポジションがあることの重要性を、今回もできるだけ分かりやすく書いていきたいと思います。

■メリットその1■
取れるチップの量が違う。

分かりやすくするために全てのベットはポットベット(ポットと同額を賭ける)で説明します。
Aさんが :as: :4s: (1番強いフラッシュになる)、Bさんが :qs: :9s: (3番目に強いフラッシュになる)を持っているとします。

Bさんがポジションを持っている場合

Bさんがボタンからプリフロップでレイズをして、Aさんがコールします。
フロップは :js:   :6s:   :7h:

Aさんがチェックしたところ、フラッシュドローになったBさんがポット100に対してベット100、Aさんがコールしてポットは300になります。

ターンで、 :2s: が落ち、フラッシュになったAさんがベット300、Bさんがコールしてポットは900になります。

リバーはブランク(関係のないカード)が落ちて、Aさんがまたベット900、BさんはコールしてAさんは2700のポットを獲得しました。

Aさんがポジションを持っている場合

Aさんがボタンからプリフロップでレイズして、Bさんがコールします。
フロップは :js:   :6s:   :7h:

フラッシュドローになったBさんがポット100に対してベット100、Aさんがコールしてポットは300になります。

ターンで、 :2s: が落ち、フラッシュになったBさんがベット300、Aさんはナッツなのでレイズ1200(300コールして、上に900)、Bさんは上のフラッシュが怖いものの上から3番目に強いフラッシュですし、フラッシュの振りをしたブラフかも知れないと考えてコールしてポットは3600になります。

リバーはブランク(関係のないカード)が落ちてBさんはチェック、Aさんはベット3600、Bさんはこの時点でAさんが上のフラッシュを持っているのではないかと思い始めますが、ブラフの可能性を考え3番目のフラッシュをフォールドするのも嫌だったので結局コールして、Aさんは10800のポットを獲得しました。

二人とも同じカードを持っていたのに、Aさんが獲得したポットのサイズは2700対10800で実に4倍も異なります。
Aさんがターンでレイズしたケースでは、Bさんがリバーでコールしない可能性もあるので、一概には比較できないものの、取れるチップの量が大きく異なるということは理解してもらえると思います。

ptjp15■メリットその2■
見ることの出来るカードの枚数が異なる。(特にプリフロでレイズインした場合)

Aさんが :6s: :7s: 、Bさんは :qh: :jh: を持っているとします。

Bさんがポジションを持っている場合

Bさんがボタンからプリフロップでレイズして、Aさんがコールします。
フロップは :js:   :3s:   :2c:

Aさんがチェックしたところ、トップペアになったBさんがベット、フラッシュドローのAさんがコールします。

ターンでブランクが落ち、トップペアのBさんが引き続きベット、Aさんはオッズが合わないのでフォールドします。

Aさんがポジションを持っている場合

Aさんがボタンからプリフロップでレイズして、Bさんがコールします。
フロップは :js:   :3s:   :2c:

Bさんがチェックしたところ、フラッシュドローになったAさんがベット、トップペアになったBさんがコールします。

ターンでブランクが落ちましたが、AさんはBさんがJを持っていると判断してチェックすることによって、リバーのカードをただで見ることが出来ます。

もし最後にスペードが落ちたら、トップペアのBさんはリバーの怖いカードを警戒しチェックしAさんはベットしますが、Bさんは自分がチェックしたからフラッシュの振りをしたブラフをしたんじゃないだろうか等の疑念を持って、コールしてくれる可能性も高いというメリットもあります。

■メリットその3■
ハンドリーディング(相手が何を持っているか読むこと)がしやすい。

Aさんが :js: :10s: 、Bさんは :ac: :4c: を持っているとします。

Bさんがポジションを持っている場合

Bさんがボタンからプリフロップでレイズして、Aさんがコールします。
フロップは :as:   :9s:   :10d:

Aさんがチェックしたところ、トップペアになったBさんがベット、フラッシュドローのAさんがコールします。

ターンではブランクが落ち、トップペアのBさんが引き続きベット、Aさんがフラッシュドロー+ミドルペアでコールします。

リバーでスペードが落ちたらAさんがベットしてきました。
Aさんのワンペアだったらここでいきなりベットしてくるとは思えません。
仮にキッカーが当たってリバーでツーペアになったとしてもスペードは怖いカードです。
フロップもターンもチェックしてはコール、チェックしてはコールだったのにリバーでスペードが出た途端にベットしてきたってことはフラッシュなのではないか、と考えることが出来ます。

Aさんがポジションを持っている場合

Aさんがボタンからプリフロップでレイズして、Bさんがコールします。
フロップは :as:   :9s:   :10d:

トップペアになったBさんがベット、フラッシュドローのAさんがコールします。

ターンではブランクが落ち、トップペアのBさんが引き続きベット、Aさんがフラッシュドロー+ミドルペアでコールします。

リバーでスペードが落ちたので警戒してチェックしたところ、Aさんがベットしてきました。
フラッシュかも知れませんが、自分がフラッシュカードが出た途端に警戒して弱みを見せたチェックしたから足元に見てブラフしているのかも知れません。
ひょっとしたらQJのようなストレートドローでコールしていて、ドローを引けなかったのでブラフしているのかも知れません。
前者のAさん同様にAさんはフラッシュになったからベットしただけですが、Bさんから見た場合自分がチェックしたからベットしたのではないか、というように見えてしまうのもポジションの効果です。

今回は割愛しますが、他にもポジションには次のようなメリットがあります。
・ブラフがしやすい。
・ポットのサイズをコントロールできる。

今はまだあまりポジションを意識せずにプレイしている人でも、先攻は嫌だなって感じることがあると思います。
例えば、プリフロAKでレイズしてフロップでノーヒットでベットしたらコールされて、ヒットしなかったからターンはチェックするけどチェックしたら打たれるんじゃないかなぁ嫌だなぁ・・・と。
ポジションがあればフロップでノーヒットのAKでベットしてコールされても、ターンで当たらなければチェックしてリバーも見られるので気が楽です。

それでは次回の ポーカーの基本戦術 Part3もお楽しみに :bye: