ブラインド 対決(SBvsBB)ではハンドレンジが広くなる為、プレイが難しくなる傾向にあります。
今回は ブラインド 対決でのポイントについてまとめていきたいと思います。
◆広いレンジでプレイする◆
ブラインド対決でタイトにプレイしすぎることは、一つのリークになり得ます。
SBからすればランダムハンドを持った残り一人のプレイヤーをフォールドさせればブラインドをスティールすることができますし、BBからするとSBの広い(弱い)オープンレイズレンジに対して簡単にフォールドする必要はありません。
アンティがある場合は特にその傾向が強くなります。
BBはすでに1BBを投資している為コールオッズがいいですし、SBのオープンレイズレンジは広く弱いです。
そしてポジションがあるのでプレイがしやすく、ハンドが持つエクイティを実現しやすいです。
これらの理由から、特にBBでは多くのハンドをプレイすべきです。
対戦相手のスタッツによって変化しますが、SBのオープンレイズレンジは45~70%、BBのコールor3ベットレンジは60~70%を基準に考えてみて下さい。
◆ポストフロップ◆
ブラインド対決ではハンドレンジが広くなる為、お互いに強いハンドを持つことが難しくなります。
ですのでSBのCBに対してBBはボトムペアやAハイ、バックドアドロー等のようなハンドでもプレイを続ける必要があります。
フロートの意味合いもありますが、単純に現時点でエクイティが勝っている可能性も低くないからです。
ドライボードのAハイ等にはショウダウンバリューがあることが多く、トップペアのような強いハンドはほとんどの場合ショウダウンするに値する強さを持つことなります。
もちろん1カードストレートやフラッシュのような特別に偏ったボードテクスチャでは降りることもできますが、大抵の場合フォールドすべきではありません。
◆チェックレンジを守る◆
SBでチェックするハンドレンジが弱すぎると、相手に攻撃されやすくなってしまいます。
1ベット、ダブルバレルにコールできるハンドだけではなく、トリプルバレルにも耐えられるハンドもチェックコールレンジに含め、しっかりとバランスを取ることが大切です。
トップセットのようなバリューを取ることが難しいハンドや、キッカーの弱いトップペア等はチェックコールに適した強いハンドと言えます。
SBのフロップチェックに対してBBは全てのバリューハンドでベットせず、SBのプローブベットからのダブルバレル(フロップチェック、ターンベット、リバーベット)に耐えられる強さのハンドもチェックバックレンジに含めてバランスを取りましょう。
◆小さなベットサイズ◆
前述したように、ブラインド対決ではお互いのハンドレンジは広く弱いです。
つまりポストフロップのハンドレンジにも弱いハンドが多く含まれる状態でお互いが戦うので、小さなベットサイズでも十分にプレッシャーを掛けることができます。
これはドライなボードに近づくにつれてその傾向が強くなるので、小さなベットサイズがより有効になります。
そして相手のハンドレンジやベットサイズにあまり注意を払わないレクリエーショナルプレイヤーとの対戦では、小さなリスクで多くのポットを狙いに行くことができます。