今回は フロップセット ができた時に、どのようにプレイすべきかについて考えていきたいと思います。
フロップセット のようなモンスターハンドをヒットさせた時にはどのようにプレイすべきなのでしょうか。
モンスターハンドだからスロープレイすべきなのか、それとも素直にポットを膨らませるべきなのか。
それを判断するには、大きく分けて2つのファクターを総合的に考える必要があります。
1.ボードテクスチャ
フロップセットにも様々な種類があり、ボードテクスチャによってプレイを変えなければなりません。
今回は大きくドライボードとウェットボードの2つに分けて考えていきます。
●ドライボード
ハンド(BB)
フロップ
BTNからのレイズに対して、BBで
を持ちコールします。
フロップはドローの全くないスーパードライボードになりました。
ミドルセットをヒットして、こちらのチェックに対してBTNがCBをしてきました。
この状況ではどうすべきでしょうか?
このようなドライボードの場合、リバーの状況はフロップとほとんど変わりません。
つまり自分のハンドをプロテクトする必要がないということです。
さらにこのようなボードでは相手のCB率も高くなるでしょうし、チェックレイズをしてしまうと相手がブラフをする機会を奪ってしまいます。
そして相手がKなどの強いハンドを持っていれば、ターン・リバーと続けてベットしてくれる可能性が高いです。
このようなボードでは相手のCBをジャストコールして、相手のハンドの進展やブラフを待つべきです。
●ウェットボード
ハンド(BB)
フロップ
BTNからのレイズに対して、BBで
を持ちコールします。
フロップはウェットなドローヘビーボードになりました。
ミドルセットをヒットして、こちらのチェックに対してBTNがCBをしてきました。
この状況ではどうすべきでしょうか?
このようなドローヘビーボードでは、もし相手がオーバーペアや2ペアのような強いメイドハンドを持っていたとしても、ターンのダイヤモンドや9・6・4などの1カードストレートができるようなカードが落ちた時にお互いに身動きが取れなくなってしまいます。
それによってバリューを取り逃がすことになりますし、相手がドローだった場合には安くターンを見せてしまうことになります。
このようなボードではバリューを取りつつハンドをプロテクトする為にチェックレイズをすべきです。
2.相手の傾向を考える
相手はどのようなプレイヤーなのでしょうか。
トップペアを降りないのか、それともエニイペアを降りないのか、ブラフが好きなプレイヤーなのか。
それによってもプレイを変える必要があります。
相手がコーリングステーションならドライボードでもスロープレイする必要はありませんし、レイズサイズも大きくしてマックスバリューを狙うべきです。
ブラフが好きなプレイヤーなら多少ウェットなボードでもスロープレイすることが利益的なプレイになります。
これらのことを総合的に考えて、それぞれの状況に適したプレイをしていきましょう