バランシング のポイント

Posted · コメントを追加する

balancing今回は バランシング のポイントについてまとめていきたいと思います。

ポーカーにおいての バランシング とは、一般的にこちらのハンドレンジを広げハンドの強さのバランスを取ることで、相手にこちらのハンドを絞りにくくさせることです。
ポーカーにおいて、相手のハンドレンジを読むことはとても重要です。
相手のハンドレンジを正確に絞り込んでいくことで、アクションの精度をあげることができるからです。

バランシング は、目の前にあるハンドだけを見てプレイするプレイヤーに対しては効果が薄いです。
逆にこちらのレンジをしっかりと考えてくるようなプレイヤーに対して有効な戦略です。
つまりステークスが上がるにつれて増える上手なプレイヤーとの対戦には必要不可欠なスキルになります。

●一定の強さのハンドを同じようにプレイする→バランスがとれていない
例えばプリフロップはAAだけ3ベットしていたり、強いメイドハンド(2ペア以上)でだけチェックレイズしていると、こちらのハンドが読まれやすくなってしまいます。

●異なる強さのハンドを同じようにプレイする→バランスがとれている
例えばCBを70%の確率でする場合、そのハンドレンジにはメイドハンドやドロー、そしてブラフが含まれることになります。
つまりこれはバランスがとれていることになり、相手はこちらのハンドを絞り込むことが難しくなります。

つまりバランスをとるには
●異なる強さのハンドを同じようにプレイ
●同じ強さのハンドで異なるプレイをする
ということが必要になります。

◆バランシングの利点
うまくバランスのとれたハンドレンジはハンドを読みにくくすることができます。
バランシングすることによる利点は大きく分けて以下の2つがあります。

●自分のアクションを守ることができる
強いハンドの時はベット、何もないときはチェックというようにプレイしていては相手にアジャストされやすくなってしまい、こちらのチェックに対して相手は簡単に攻撃できてしまいます。
それを防ぐ為にはチェックレンジを弱くしすぎないことが大切です。
例えばプリフロップでレイズをしてフロップでCBをせずにチェックする場合、そのチェックレンジにトップペアなどの強いレンジを組み込むことで、相手の攻撃からこちらのチェックレンジを守ることができます。

●バリューを引き出しやすい
ある特定のシチュエーションでバリューでしかベットやレイズをしない場合、それを知っているプレイヤーから大きなバリューは期待できません。
ですがそこにブラフも組み込むことで、相手から得られるバリューも大きくなります。

◆シンバリューベットを活用する
シンバリューベットに関してはシンバリューベットのポイントを参照して下さい。
シンバリューベットを活用することで、通常チェックするような際どいシチュエーションでもバリューベットをすることになる為、単純にバリューベットの頻度が増えます。
それによってこちらのベットレンジが広がる為、こちらのハンドレンジをさらに読ませにくくすることができます。