今回は日本のアミューズメントカジノで活躍する れあ さんにインタビューさせて頂きました。
れあ さんはアキバギルドや東京dePOKERでのディーラーの他にも、ジャパンオープンポーカーツアーでの解説など幅広く活動されています。
今回はディーラーとしてはもちろん、プレイヤーとしての れあ さんのお話を聞かせて頂きました。
Aki(以下A)「本日は快くインタビューを引き受けて下さってありがとうございます。宜しくお願いします。」
Reaさん(以下R)「こちらこそ宜しくお願いします。」
A「まず始めに、ディーラーやポーカーを始めた切っ掛けを教えて下さい。」
R「最初は面白いバイトがしたいなと思って色々なジャンルで探していました。そこでアキバギルドを見付けて働いてみたらすごくおもしろかったんです。」
A「それはディーラーとしてということですか?」
R「もちろんディーラーとしても楽しかったんですが、ゲーム自体がすごくおもしろくてたぶん私はハマるだろうなと思って(笑)。ポーカーが一番ハマりましたけど、それ以外のBJやバカラやクラップスなどのゲームも好きですね。」
A「そうなんですね。ディーラーは仕事でやると思うんですが、プレイもお店でされていたんですか?」
R「たまにやっていましたけど、ずっと仕事でお店にいるのでポーカーはオンラインのポーカースターズでプレイすることが多かったです。オンラインの場合はハンドを多くプレイできる点と、対戦相手に気を使わなくてもいい点が気に入ってプレイしていました。」
A「そういう意味も含めると、ライブとオンラインでは違う部分が多くありますね。今在籍しているイケブクロギルドさんは今年の1月にできたんですよね。」
R「そうですね。今までアキバギルドやナゴヤギルド、東京dePOKERで働いた経験がありますが、その中でもイケブクロギルドは一番新しい店舗です。また始まったばかりなので、お客さんの意見を参考にしながら池袋に合った店舗作りを目指していて、皆さんと一緒に盛り上げていければなと思っています。」
A「お客さんと一緒にイベントなどを盛り上げていけたらすごく楽しそうですよね。僕はまだアキバギルドさんやイケブクロギルドさんには行ったことがないんですが、友人からディールレベルがすごく高いとよく聞きます。」
R「そう言って頂けると本当に嬉しいです。お客さんが楽しめる環境を作る為に一生懸命研修している甲斐があります。」
A「それではディーラーをやっていて、大変な点や楽しい点などはどんなところですか?」
R「慣れない内はミスディールをしてしまい、とても申し訳ない気持ちになることがありました。あとは、BJでディーラーが強いと少し気まずいですね(笑)。今は研修やフロア業務が多いので、うまく指示をしたり、常に店舗の環境作りを意識しているので大変と感じることはあります。楽しいと思うのは、性別や年齢や職業などのバックグラウンドを抜きにして仲良くなれるところですね。」
A「ポーカー以外のディールもできるんですよね?」
R「はい、ルーレットやクラップスなど日本にあるアミューズメントカジノのゲームはだいたいできると思います。ポーカーもセブンスタッドやオマハ、2-7やラズなどのディールもできます。もちろんプレイもできますが、セブンスタッドやラズなどの専門的な戦略はわからないので勝てるかどうかはわかりません(笑)」
A「そこまでできるんですね!さすがディールのプロフェッショナルです。 れあ さんはポーカーのディールと自分でプレイするのはどちらが好きですか?」
R「すごく難しい質問ですね。今は仕事でディーラーをやっていてとても楽しいです。今まで海外にも行かせてもらっていて、トーナメントシリーズにも参加したんですが、まだインマネしていないのでこれからプレイヤーとしても成長していきたいです。どっちが好きかすごく難しいですが、今はディーラーとして頑張っています!」
A「プレイヤーとしてこれからの れあ さんの成長も楽しみですね。以前ニコニコ生放送で「れあの試練」という放送を1年間やっていましたよね。それによって得たものや成長したなと思うことはありますか?」
R「そうですね。技術的なことはもちろんなんですが、私は表舞台に立つのがあまり得意じゃなかったんです。放送でコメントが来たりするのも怖くて、人の前で話すことも苦手だったんですけど、放送に出ることで応援してくれる人もいて、人前で話すことに慣れることができました。トークの面でも精神面でも得るものはかなり大きかったので、やって良かったなと思います。」
A「自分のプレイを見られるっていうのはそれだけでも緊張しますよね。それでは次に れあ さんの好きなポーカープレイヤーを教えて下さい。」
R「好きなポーカープレイヤーですか?んー、私はやっぱり女性プレイヤーに憧れますね。海外の方で言うと一度お話しさせて頂いたことのあるCelina Linさんですね。日本の方ならディーラーとしてだけでなくプレイヤーとしても活躍されているティンクさんにすごく憧れています。」
A「Celina Linさんには僕もお話しさせて頂いたことがあって、笑顔の素敵な方だったと記憶しています。これまで海外にはどのような国に行ったことがありますか?」
R「海外は結構色々行ったことがあって、マカオ、フィリピン、ラスベガス、他にもシンガポールにも行ったことがあります。ラスベガスやヨーロッパに行った時にはまだポーカーを知らなかったのでBJをしたりシルクドソレイユを観たりして楽しんでいました。バカラで大勝ちして急遽グランドキャニオンに行ったことも楽しい思い出です!ヨーロッパはフランスやオランダ、ドイツなどのカジノ巡りをしたこともあります。国によってそれぞれカジノの雰囲気は違っていて、アジアだとバカラが人気で、ラスベガスではクラップス、ヨーロッパだとフォーマルな服装でルーレットなどのような特色があると感じました。ポーカーの他にもおもしろいゲームがたくさんあるので、皆さんがカジノに行くことがあったら色々なゲームを試して欲しいと思います。」
A「色々な国を経験しているんですね。国によってカジノの雰囲気や人気のゲームが違うのも興味深いです。僕も他のゲームを勉強してみたいと思います。これらの国の中で好きな国はどこですか?」
R「今まで行った中ではシンガポールが一番楽しかったです。何をしたと言われると何もしてないんですけど(笑)。まったりしてプール入って美味しいご飯を食べてました。シンガポールはご飯がすごく美味しいです。あとはドイツも雰囲気や人柄が日本と少し似ていて居心地が良かったです。海外旅行に行く場合スケジュールはあまり組まないので、結構行き当たりばったりなんです(笑)。その時々で行動しながらまったり過ごすのが好きですね。」
A「ドイツは僕も行ってみたいと思っていました。シンガポールも良さそうですね。 れあ さんがポーカーで行ったのはどの国ですか?マカオではレディーストーナメントに参加したんですよね?」
R「ポーカーに限定すると、マカオとフィリピンのセブ島ですね。次は韓国とマニラにも行ってみたいなと思っています。マカオではレディーストーナメントと、あとはサテライトや小さいバイインのトーナメントに参加しました。マカオが初めての海外でのライブトーナメントでした。」
A「初めての海外でのライブトーナメントはどうでしたか?」
R「すごく緊張すると思ったんですが、実際はそうでもなかったです。日本のライブトーナメントだと知ってる人が多いので気を使ってしまったりということがあるんですが、海外のトーナメントはそういうことがないのでむしろ伸び伸びとプレイすることができました。セブに行った時はトーナメントシリーズの期間中ではなかったので、キャッシュゲームをプレイしていました。」
A「初めての海外トーナメントでも気後れせずにプレイできるというのは、これまでに培ってきたディーラーやプレイヤーとしての経験があったからかも知れませんね。セブは海も綺麗ですし、観光で行くのも楽しそうですよね。以前 れあ さんのブログを拝見させて頂いたんですが、そのブログの中で多くのスターズプロと撮られている写真がとても気になりました。プロプレイヤーの方々の印象はいかがでしたか?」
R「はい、あれはマカオに行った時に撮った写真です。皆さん本当に気さくな方ばかりで、こんなよく分からない日本の小娘(笑)にも優しく接して下さいました。皆さん本当に素晴らしいプレイヤーなのに驕らずにカッコイイなと思いつつ、オーラに圧倒されていました。」
A「これはすごくいい写真ですね。 れあ さんは英語は得意ですか?」
R「以前1ヶ月だけフィジーに留学したことがあったんですが、日常会話ぐらいしかできないです。聴き取ることはできるんですが、自分から話すのが苦手ですね。」
A「英語、難しいですよね。先ほどの話にもありましたが、これから行ってみたいのは韓国とマニラですか?」
R「そうですね。行ってみたいのはその二つですけど、とにかく海外のライブトーナメントでインマネ、そして優勝がしたいです!」
A「いい目標ですね。僕も応援しています。優勝といえば れあ さんは以前開催されたジャパンオープン7のエキシビジョントーナメントで優勝されましたよね?その時プロプレイヤーと実際にプレイをしてみてどのような印象でしたか?」
R「あの時はほんとにすごく緊張しました。初めての公式ニコニコ生放送だったので視聴人数もすごく多くて、放送で失敗できないという気持ちと、自分のハンドが見られてることが重なって大変でした。テーブルでは終始圧倒されてました。運だけでした(笑)。自分のプレイに満足した優勝ではなかったです。次はもっと強くなって、プレイにも満足できる形で優勝したいと思います!」
A「それでも最高の結果と経験だと思います。次回のジャパンオープン10には参加されるんですか?」
R「もちろんプレイしたいんですが、運営側として参加しなければならないので難しそうですね。ですので国内の他の大会に出れたらいいなと思ってます。」
A「ここまで れあ さんと話した感じではあまりティルトしなさそうな印象を受けたんですが、その点はどうですか?」
R「全然しないですね。バッドビートとかも気にならないです。でも唯一自分がミスプレイしてしまった時はへこんじゃってティルトしがちになります。その時はミスした自分を何ハンドか悔いてます(笑)。それはプレイに影響しちゃいますね。」
A「僕もそっちのタイプですね。前のプレイを反省しすぎてその後のハンドが疎かになっちゃう時があります。 れあ さんは自分のプレイスタイルが対戦相手にはどう映ってると思いますか?」
R「放送していた時はプレイスタイルが基本的にタイトパッシブだったので、おそらくそのように映ってると思います。でもライブではそれを逆に利用してプレイしたりしています。私のイメージが出来上がってる相手だと意外と降りてくれたりするんです。」
A「それは有効な戦略だと思います。以前PTJPコーチの一ノ瀬に聞いた話ですが、ポーカースターズプロになる前と後では対戦相手のプレイが変わったそうです。プロとプレイする為にルースにコールされたり、プロに勝ちたいという理由からブラフされることが増えたと聞きました。それと同じように れあ さんも相手にアジャストしているということですね。 れあ さんにとって、ポーカーの魅力とはなんですか?」
R「そうですね、私は数学が結構好きなので、ポーカーの確率計算やオッズの計算、相手のハンドレンジを予測する精度を上げていくのが楽しいですね。あとは相手にアジャストするスキルが必要なところも好きです。それとブラフしてる時やコールを考えている時のドキドキ感も魅力の一つかなと思いますね。」
A「普段味わえないようなドキドキ感もポーカーの魅力の一つですね。それでは今年のこれから挑戦したいことを教えて下さい。」
R「海外のトーナメントに出たいです!そしてトロフィーを部屋に飾りたいです(笑)!!今度ディーラーだけの特別トーナメントがあるんですが、それに勝つとマニラに行くことができるので、まずはそれを頑張りたいと思います!」
A「是非頑張って下さい!最後にこのインタビューを見て下さっている皆さんに一言お願いします。」
R「ポーカーを始めたばかりの人も、中級者の方も上級者の方もPTJPのコーチングビデオを見れば強くなっていくと思います。どんどんポーカーの魅力を知って、みんなで強くなりましょう!」
A「れあさんの今後の活躍を期待しています!本日はありがとうございました 」
R「こちらこそありがとうございました 」