今回は テル (癖)について書いていこうと思います。
テル というのは、簡単に言えば強そう、弱そう、ブラフしてそう等のことが行動として出ることを言います。
ライブゲームでは実際に対面してプレイするので、その要素は多く見付けることができます。
対してオンラインゲームではかなり限られますが、ベットサイズテルやタイミングテル等は利用することができます。
自分は テル を見抜くのがあまり得意ではないので、参考になることが書けるか自信はありませんが、一般的なテルについてをここでは書いていきたいと思います。
基本的に初級者のテルは見抜きやすいです。
ライブゲームに慣れていない人は特に、顔に出てしまったり言葉に出してしまったりする人もいます。
中級者以上になると単純な テル が出ている人は少なくなるので、テル を見抜くのは難しくなります。
上級者になると テル を逆利用されるのされることもあるので、見ないようにするというのも一つの戦略です。
ここで紹介するのは、基本的にライブゲームでの テル ですが、オンラインゲームで使えるものもありますので参考にしてみてください。
◆テル◆
・ベットサイズ
強い時にはポットの7割、相手を降ろしたいときにはポットの9割、というようなベットサイズによる テル 。
2000や3000などの綺麗な数値の時には強く、2100や3200などの少し汚い数値のの時には弱い。
500チップ4枚の2000の時には強く、100チップ20枚の2000のときには弱いといったようなテル。
・思考時間
強い時には早い、弱い時には遅い等。
例えばフロップトップヒットはすぐにコールできるでしょうし、ボトムヒットは考える必要があるでしょう。
そしてこの場合、ナッツに近いようなハンドを持ってればレイズも選択肢に入る為、思考時間が長くなる傾向があります。
どの場合も同じくらいの時間を使うことで、このテルでは見抜かれなくなります。
ベットサイズと思考時間、この二つのテルは顕著に出やすい2大テルだと思います。
この二つのテルはオンラインでも使うことができます。
・ベットの仕方
ラインの前にちょこんとチップを置いたときにはブラフ、テーブルの中央に向かって投げ入れるような勢いでチップを入れたときにはノーブラフという テル 。
・チップを触る
チップを触ったけどチェックする。
これはベットしようと思ったけど、チェックコールにすることにしたという意を相手に伝えるような動作です。
このような場合、チェックレイズが来る可能性は低いです。
また相手のベットを抑制したかっただけである可能性が高いです。
ガットショットやボトムヒットなどのハンドを持っている可能性も高いので、一般的にはベットすべきだと思います。
自分のアクションが来る前にチップを触っている。
相手に自分がベットするつもりであるというような意を伝える動作です。
これは基本的に強いハンドを持っている可能性が高いですが、慣れているプレイヤーの場合には相手にベットされたくなくてそのようなモーションをしている場合が多いです。
・スナップ(即)コール
早いコールはドローであることが多いです。
ペア系ハンドの場合、自分が勝っているかどうかを判断しないといけないため、ベットされたらレイズするべきかコールするべきか考えます。
対してドローの場合、現状は明らかに負けているが引いたら勝てることが多く、現状のハンドの優劣が明白にわかっているため、多くのことを考えずスナップコールできます。
もう一つ考えられるのは、相手にもうこれ以上ベットされたくないと思っている場合です。
例えばA4などでAがヒットして、相手にフロップとターンでベットされた時に、もうリバーでは打たれたくない、「俺A当たっているからブラフするなよっ!」というような意思を伝える感じです。
・姿勢等
自分がオールインして相手が長考しているときに、椅子に深く座る、前傾姿勢になる、ボードを見つめる、こっちの顔を見る、よくしゃべる、タバコを吸い始める、等の テル 。
唾を飲み込む テル は緊張の表れで、ブラフをしている場合が多いです。
スピーチをしながらアクションする場合はかなりの確率で強いハンドを持っています。
強い手を持っている場合は余裕があるので、リラックスしている場合は要注意です。
・チップスタックを見る
コールする側が相手のチップ量を確認してコールだけした場合には、相手はドローである可能性が高いです。
自分がドローを引いたときに取れるチップ量を、相手が十分に持っているか確認する必要があるからです。
ベットする側が相手のチップ量を見たときには、レイズされると困るけど強いというハンドを持っている場合、もしくは相手のチップをどうすれば全部取れるかと考えるほどの強いハンドの場合が多いです。
また、ブラフをしていて相手にまだ降ろせるだけのチップ量があるかどうかを確認している場合もあります。
全く見てこない場合には、一心不乱にブラフしているパターンと、オールインできるほど強いハンドを持っている場合の両方があります。
いかがでしたか?
ここで紹介した テル を参考に、相手の テル を見抜きつつ、自分の テル を見抜かれないように工夫してみましょう