シンバリューベット のポイント

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thin value今回は シンバリューベット のポイントについて考えてきたいと思います。
まず最初に シンバリューベット とはどのようなベットのことなのでしょうか。
シンバリューベット のシン(thin)というのは薄いという意味で、シンバリューベット の定義としては「マージナルハンドを持っている時にする、自分より弱いハンドへのバリューベット」ということになります。
シンバリューベットはリバーで使われることが多く、通常はチェックしてショウダウンするようなハンドでベットをすることになります。
その為相手のプレイスタイルと自分のイメージをより深く理解している必要があるので、より高いスキルが必要になります。
シンバリューを取られた相手は思考を見透かされた印象を受けることになり、人によってはティルトを誘う結果になることもあります。
それではシンバリューベットのポイントをいくつかの項目に分けて見ていきましょう。

◆バリューベットの考え方
バリューベットの考え方のポイントは以下の2つです。

①相手がこちらのベットをコールした場合に、こちらのハンドが勝っていることが多い場合はベットする
②相手がこちらのベットをコールした場合に、こちらのハンドが負けていることが多い場合はチェックする

この2つがバリューベットをすべきかどうかを決めるポイントになります。

◆シンバリューベットのメリット
シンバリューベットの主なメリットは以下の2つです。

①シンバリューベットによって追加でチップを獲得できる
②シンバリューベットをすることによって、相手に難しい判断を迫ることができる

シンバリューベットは基本的にリバーですることになります。
リバーのポットは全てのストリートの中で一番大きくなる為、そこでバリューを取ることはとても価値のあることです。
リバーのベットが増えることによって、リバーのベットレンジをよりバランシングすることができます。
それによってこちらへの対応難しくなり、相手のミスを誘うことにもなります。

◆シンバリューベットをする為に
シンバリューベットをする際に重要なのは、相手のハンドレンジを考えることです。
もし相手がアンノウンだったり、まだそれほどプレイ傾向を把握していない場合はシンバリューベットはしない方がいいです。
シンバリューベットは相手とのハンドの強さの差があまりない状況でするベットなので、通常のバリューベットよりも相手のハンドレンジをさらに詳しく分析する必要があるからです。
さらにリバーのベットは大きな損失に繋がりやすいので、相手のハンドレンジを絞り切れない場合は無理にシンバリューを狙いにいかないようにして下さい。

それではここで一つの例を見てみましょう。

◇100NL COが$3にレイズしてBTNが :qh: :jd: でコールしてヘッズアップ

●フロップは :js: :7c: :4d: でポットは$7.5
COが$5ベットしてBTNがコール。

COのハンドレンジは、Jxや7xや4x、ポケットペア、セットや2オーバーカードなどの広いレンジが考えられます。

●ターンは :da: でポットは$17.5
チェックアラウンド。

もしCOがセットやAを持っていればバリューとしてダブルバレルをしてきている可能性が高く、この時点で相手のハンドレンジはJxや7xや4x、ポケットペア、J以外のブロードウェイカードなどが考えられます。

●リバーは :2c: でポットは$17.5
COはチェックして、BTNはここでベットをするかチェックをするか考えなければなりません。

リバーをチェックしたCOのハンドレンジはJxや7xや4x、ポケットペア、J以外のブロードウェイカードなどが考えられます。
これらを踏まえて、BTNがリバーでベットした場合にCOがコールするレンジを考えてみます。

BTN WIN: 88, 99, TT, JT, J9, J8
CO WIN: QQ, KK, KJ

このようにCOがコールした場合にはBTNが勝っていることの方が多いので、この状況でのシンバリューベットは利益的なプレイだと言えます。

シンバリューベットは相手のハンドレンジをより正確に絞り込む必要があります。
難易度の高いプレイですがメリットも大きい重要なスキルです。