シンバリューベット について

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thin今回は シンバリューベット について考えてきたいと思います。
シンバリューベット のシン(thin)というのは薄いという意味です。
ですので シンバリューベット の定義としては、「微妙な強さのハンドを持っている時にする、自分より弱いハンドへのバリューベット」ということになります。
シンバリューベット はリバーで使われることが多く、通常はチェックしてショウダウンするようなハンドでベットをすることになります。
その為相手のプレイスタイルと自分のイメージをより深く理解している必要があるので、より高いスキルが必要になります。
ですがその分バリューベットの機会が増える為利益も増え、シンバリューを取られた相手は思考を見透かされた印象を受けることになり、人によってはチルトを誘う結果にもなります。
それでは一つのハンドを例にとって シンバリューベット を見ていきましょう。

ブラインドは$1-$2
◇プリフロップ
AさんはCOから :5d: :5h: で$6にレイズします。
そしてBBのBさんが :da: :jc: でコールしてヘッズアップでフロップへ向かいます。

◇フロップ
フロップは :8d: :7d: :7h: でポットは$13。
このフロップはAさんにとってもBさんにとってもいいボードになりました。
このようなペアボードでBさんのAハイはベストハンドの可能性が高く、さらにバックドアAハイフラッシュドローもついています。
Aさんにとってもハイカードが出ていないこのボードはベストハンドの可能性が高く見えます。
Bさんのチェックに対してAさんはポットの半分程の$7をベットして、Bさんはコール。

◇ターン
ターンは :3s: でポットは$27。
このカードもローカードですし、ドローも完成しないカードなので状況はほとんど変わりません。
Bさんのチェックに対して、Aさんはベットもチェックもできる状況ですが、ここはポットコントロールする意味でチェックします。

◇リバー
リバーは :3c: でポットは$27。
2ペアボードになりました。
BさんのAハイにとってこの2ペアボードは悪くないボードです。
もしAさんが8以上のペアを持っていたなら、このドローがあるボードではターンでもベットしている可能性高いですし、ターンとリバーの3は通常Aさんのレンジの中にそれ程含まれていません。
あったとしてもA3sやK3sのようなハンドですし、そのようなハンドはフロップでCBをしない可能性もあります。
そしてフロップはドローの多いボードですので、もしリバーでAさんがベットしてきたとしても、簡単には降りられない状況になりました。

対してリバーのBさんのチェックを見たAさんはどのように考えることができるでしょうか?
おそらくBさんが8以上のハンドを持っていた場合には、リバーでバリューベットをしてきているでしょう。
Bさんがそれらのハンドを持っていた場合、こちらのAハイや44・55・66のようなハンドへのバリューベットをする可能性が高いです。
ドローの多いフロップだった為、Bさんのミスドローを考えるとよりAさんからバリューを取れる可能性が高くなります。
ですがBさんはチェックしました。
もちろんスロープレイのチェックもあり得ますが、基本的にはAハイ以下のハンド、もしくは22・44・55・66のようなハンドになると思います。
このような状況でのバリューベットが、シンバリューベットになると思います。
相手がルースコーラーであるなら、尚更いいスポットでしょう。

○シンバリューベットのベットサイズ
ベットすることを決めたなら、次にそのベットサイズを考えましょう。
シンバリューのthinというのは薄いという意味でしたが、小さいベットという意味ではありません。
ですので、お互いのハンドが弱いからといって、必ずしも小さいベットをするということではありません。
大きなベットで自分のハンドレンジをポラライズするのもいいですし、オッズ的にコールせざるを得ない小さいサイズのベットをするのもいいでしょう。
このような状況の時のベットサイズを決めるには、相手のプレイスタイルや自分のイメージ、そして相手とのヒストリーが大切になってきます。
それらの情報を加味して考えることで、より大きな利益を生むことになります。