ガットショット ストレートドローのポイント

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gutshot
今回は ガットショット ストレートドローをプレイする際のポイントについてまとめていきたいと思います。

◆ガットショットストレートドローのポイント◆

ガットショットストレートドローはアウツが4枚のストレートドローのことで、フロップでドローしたガットショットはターンまでに8.5%、リバーまでに16.5%の確率でストレートが完成します。

●ドローの強さ
ここでのドローの強さには二種類あり、一つは完成する役の強さ、そしてもう一つはアウツの多さです。
例えば :qd: :9s: :7c: のボードで :6h: :5h: を持っていた場合と :kd: :jd: を持っていた場合を比較してみましょう。

:6h: :5h:  相手の :ah: :qs: に対して約20%のエクイティ
少ないアウツのドローが完成したとしてもさらに強いストレートを作られている可能性があり、その場合はリバースインプライドオッズが大きく損失が膨らみやすい。
相手のペアに対してのペアアウツはバックドアでの2ペアかトリップスが必要。
バックドアフラッシュドローもなく、セミブラフがしにくい。

:kd: :jd:  相手の :ah: :qs: に対して約31%のエクイティ
ストレートのアウツが引ければナッツストレートになる。
相手のトップペアに対して1オーバーカード、ミドルペアに対しては2オーバーカードのアウツがある。
バックドアフラッシュドローがあり、ターンでのセミブラフがしやすい。

このように同じガットショットドローでもエクイティやプレイのしやすさ等にかなり違いがありますので注意が必要です。

●BBでのガットショットストレートドロー
BBでのガットショットはセミブラフチェックレイズに適したハンドになります。

フラッシュドローやオープンエンドストレートドローのようなアウツの多い良いドローは、OOPでも相手のCBに対してコールすることができる十分なアウツとエクイティを持っています。
ですがそれらのドローはチェックレイズをして相手から3ベットされると、ポジションがない為かなり難しいスポットになってしまいます。

ですのでこのような状況ではそれなりのエクイティがあり、かつ相手の3ベットには降りやすいガットショットドローがセミブラフチェックレイズには適しています。
ガットショットストレートドローならば相手からの3ベット対しては簡単に降りれますし、ターンでバックドアフラッシュドローが付けばセミブラフのダブルバレル、ストレートの完成やオーバーカードがヒットすればバリューベットができます。

そしてこのチェックレイズは、オープンレイズレンジが広く、CB確率が高いプレイヤーに対してより効果的なプレイになります。
それではいくつかの例を見てみましょう。

◇BTNからのオープンレイズに対してBBがコール

:9h: :5h: :4s: のフロップで :8s: :7s:

このフロップではこちらにガットショットストレートドローとバックドアフラッシュドローがあります。
フロップのチェックコール(フロート)もできますが、こちらにはショウダウンバリューがなく、ターン以降にハイカードが出た場合にはリバーでのブラフが難しくなってしまいます。
ここでチェックレイズした場合、ターンの6(ストレート完成)、T(オープンエンドストレートドロー)、スペード(フラッシュドロー)のようなカードでダブルバレルをして相手にプレッシャーを掛けることができます。

:10d: :3d: :4c: のフロップで :da: :5s:

このフロップではこちらにガットショットストレートドローとバックドアナッツフラッシュドローがあります。
Aハイというショウダウンバリューがあるのでチェックコールもできますし、セミブラフもできます。
ここでチェックレイズをした場合、ターンの2(ストレート完成)、ダイヤモンド(ナッツフラッシュドロー)のようなカードでダブルバレルをして相手にプレッシャーを掛けることができます。
ターンのAは多くの場合ベストハンドになるので、バリューとしてのダブルバレルもチェックコールもできます。

:10c: :8c: :6d: のフロップで :qc: :js:

このフロップではこちらに2オーバーカードとガットショットストレートドロー、バックドアフラッシュドローがあります。
ここでチェックレイズをした場合、ターンの9(ストレート完成)、K(オープンエンドストレートドロー)、クラブ(フラッシュドロー)のようなカードでダブルバレルをして相手にプレッシャーを掛けることができます。
ターンのQやJはベストハンドの可能性が高く、ショウダウンバリューができる為チェックコールをすることもできます。