オーバーペア のポイント

Posted by / Blogs, Strategy

overpair今回は オーバーペア でポストフロップをプレイする際のポイントについて考えて行きたいと思います。

◆ベットサイズを変化させる◆

オーバーペアのような強いハンドの場合、3ベットポット以上の大きなポットをプレイすることが増えます。
その場合、100BBの有効スタックであればポストフロップの各ストリートで50~60%ポットのベットサイズをすることで、最終的にオールインまで辿り着くことができます。

ですがそれ以上のディープなスタックの場合はベットサイズを上げる必要がありますし、さらにディープスタックでプレイしてる場合にはオーバーベットが必要になってくるかも知れません。
有効スタックによってベットサイズを変化させることで、ディープスタックでのバリューを大きくすることができます。
それでは例を見てみましょう。

●例 NLH 6MAX 有効スタックは250BB
HJが3BBにオープンレイズ、BTNが :kd: :kh: を持ち10BBに3ベット、HJがコールしてHU

フロップ(21.5BB):10c: :9c: :4s:  HJのチェックに対してBTNが14BBのCBをしてHJがコール

オーバーペアを持っている場合、このフロップではCBをすべきですし、CBサイズは大きめが適しています。
このフロップでは多くのドローが考えられますし、ペア系のハンドからもバリューを狙えます。
基本的に3ベットポットでは、既にポットが大きくなっているということからポットの50%以下の小さめなベットサイズが多くなりますが、今回は有効スタックとボードテクスチャによって約65%ポットベットをしています。

ターン(49.5BB):2d:  HJのチェックに対してBTNが60BBのオーバーベットをしてHJがコール

ターンはBTNにとってすごく良いラグになりました。
ここでBTNは60BBのオーバーベットを選択しました。
ターンでオーバーベットをした理由としては、相手の全てのスタックを狙うにはどこかのストリートでオーバーベットが必要になってくることと、このボードテクスチャがオーバーベットに適しているからです。
BTNが持つ :kd: :kh: は相手のKQやKJをブロックしている為、その分相手のフロップコールレンジはエクイティの高いハンドの割合が増えます。

そしてフロップでチェックレイズがされなかったことから、フロップセットの可能性も低くなっています。
つまり現時点でBTNのハンドエクイティが高く、それに加えてHJがコールしてくれそうなレンジもそれなりにあるということです。
もちろんこのオーバーベットをするレンジはバリューレンジだけではなく、例えば :8c: :7c: やQJ等のいくつかをセミブラフレンジとして組み込むことでバランスを取ることができます。

リバー(169.5BB):2h:  HJのチェックに対してBTNが166BBのオールイン

リバーもBTNにとって良いカードになりました。
ポットサイズのオールインなのでかなり大きなベットサイズですが、HJから見るとBTNのレンジはかなりポラライズされている為、もちろんミスドローは降りてしまいますが、QQ以下のペアやトップペア等のハンドでのブラフキャッチからバリューを狙うことができます。
特にルースコーラーに対して大きなバリューを狙うチャンスと言えます。

◆トラップを混ぜる◆

バリューを逃す可能性のあるスロープレイは基本的に良いプレイではありませんが、リスクの低い状況ではオーバーペアでトラップをすることが有効になります。
これはチェックレンジが弱くなりすぎないようにする、後のストリートで強いバリューベットができるレンジを作る、そして特にアグレッシブな相手にからブラフを誘発する等の理由によるものです。
それでは例を見てみましょう。

●例 NLH 6MAX 有効スタックは100BB
BTNが :kd: :kh: で3BBにオープンレイズ、BBが10BBに10ベット、BTNが25BBに4ベットをしてBBがコール

フロップ(50.5BB):jd: :7s: :2c:  BBのチェックに対してBTNが12BBのベット、BBがコール

フロップはかなりドライなボードになりました。
このようなドライフロップでのKKはチェックバックすることもできます。
ドローがほとんどないので、現時点でのエクイティはかなり高くリスクは低くなります。
特にAAやJJの場合は、相手のAハイやトップペアをブロックしてしまっているので、チェックの割合が増えます。
フロップのSPRは約1.5と小さく、ベットをするとしたらポットの25%程のサイズで十分です。
ペアハンドはもちろん、Aハイからもバリューが狙えます。

ターン(74.5BB):7h:  チェックアラウンド

ターンの時点でSPRは1以下になっており、基本的にはあと1ベット分しか残っていません。
ターンは7がリピートになり、バックドアフラッシュドローもなくなりました。
このターンカードにより、相手のトップペアのアウツが2アウツに減り、ペアハンドとAハイは変わらず2アウツと3アウツのままです。
つまり相手にアウツはほとんどなく、SPRは1以下なので、リバーでのブラフを誘発することができるターンのチェックが最適なプレイになります。
このようにリバーで強いレンジを残しておくことで、同じような状況ではそこでブラフをすることもできるようになります。