エクイティリアライゼーション のポイント

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equity realization今回は エクイティリアライゼーション の考え方やポイントについてまとめていきたいと思います。

◆エクイティリアライゼーション◆

エクイティリアライゼーションとは、エクイティの実現という意味になり、ポーカーにおいてプレイヤーが持つハンドのエクイティ通りのポットシェアを獲得できるかどうかの指標になります。

特にブラインドをディフェンドする場合にこの考え方が重要になります。
エクイティリアライゼーションを考える上でポジションの有無は重要な要素であり、ポジションがない場合にはハンドのエクイティ通りのポットシェアを獲得することは難しくなりますし、逆にポジションがある場合にはハンドのエクイティ以上のポットシェアを獲得することも可能になります。

◆エクイティリアライゼーションのポイント◆

ここではエクイティリアライゼーションのポイントをまとめていきたいと思います。

●ポジション
ポジションがない場合にはハンドのエクイティ通りのポットシェアを獲得することは難しくなりますし、逆にポジションがある場合にはハンドのエクイティ以上のポットシェアを獲得することも可能になります。
一般的に、ポジションがない場合には10%前後のエクイティが削られると考えることができます。
つまり本来ポットオッズ的にはコールすることが利益的な場合でも、ポジションの不利を加味した場合には利益的なコールにはならないこともあります。

●プレイアビリティ
プレイアビリティの高いハンド、つまりポストフロップで扱いやすいハンドほどエクイティリアライゼーションが高くなる傾向にあります。
具体的にはコネクトしているハンド、スーテッドハンドを指します。
スーテッドコネクターハンドは、ストレート、フラッシュ、アウツの多いドローやバックドアドロー等の可能性を秘めています。
このことは単純にエクイティが高くなるということもありますが、ドローによってアグレッシブにポットを狙いに行けるということも大切なポイントです。

例えば :6d: :7d::6c: :7h: を比べた場合、2枚のカードを使ったフロップのフラッシュドローは、前者が10.9%、後者が0%と大きな開きがあります。
ギャップのないコネクターハンドとギャップのあるコネクターハンドでは、主にストレート関連に違いが見られます。

●レンジアドバンテージ
レンジアドバンテージがあるほど、エクイティを実現しやすくなります。
例えばBBでブラインドを守る時に、相手がUTGなのかBTNなのかで大きくレンジが変化します。
相手のレンジが強い場合と相手のレンジが強くない場合を比べると、後者の方がこちらのエクイティを実現しやすくなります。

●相手のスキルとアグレッション
対戦相手のスキルが高ければその分エクイティの実現が難しくなりますし、ポストフロップでアグレッシブに攻撃してくる相手に対しても同じようにプレイが難しくなります。
このような相手に対してはプレイするハンドレンジを狭くして、強いレンジでプレイするようにしましょう。