おもしろ ポーカー動画 紹介Part2

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今回はおもしろ ポーカー動画 紹介に引き続き、興味深い ポーカー動画 を紹介、解説していきたいと思います。

今回紹介するのは、High Stakes Poker Season4から、sammy farhaとjamie goldによるライブゲーム特有のおもしろさがあるハンドを解説していきます。
もちろんTV番組ということもありますが、ポーカーにおける交渉術という点でとても興味深いハンドです。
それでは見ていきましょう。

ブラインド$300/$600/$1200 A100という変則の3ブラインドでのプレイになります。
まずUTGのjamieが :ks: :kh: でリンプイン。
このプレイはアイソレートアクションが起きやすいこのテーブルではそれほど珍しいプレイではないです。
それに対してBTNのsammyが :as: :da: で$4200にレイズ。
みんな降りて再びjamieにアクションが回り、ジャストコールで2人でフロップを見に行きます。

ですがここでsammyが$10Kのベットインザダーク(ブラインドベットの一種で、この場合はフロップのカードを見る前にフロップのアクションをすること)をします。
そしてjamieはそれに$30Kのレイズをします。
もちろんこの時点でKKはセカンドナッツなのでこのプレイも当然でしょう。
このレイズを見たウキウキのsammyは、「君が強いハンドを持っているとは思えないよ」というようなことを主張しながら$90Kのリレイズをします。
このレイズを受けたjamieは、「それAAじゃん!」と言い、顔から笑みが消えます。
「If you have AA,I’m in deep shit」(もし君がAAを持っているなら、最悪だよ)と言いながらも降りることができずにコール。
そしてフロップは :10d: :6s: :9c:
すでにフロップのベッティングアクションは終わっている為、ターンのカードが開きます。
このようなアクションはライブゲーム特有のものです。
ライブゲームでは参加プレイヤーの合意があれば、ある程度のことならば許されることがあります。
実際にラスベガスのべラージオというカジノで、プリフロップのアクションが終わった時点で、参加プレイヤーが話してリバーまでのアクションはすべてチェックにしようということになり、そのままショウダウンをしていたこともありました。

ターンは :4c: でポットは191.3K。
このボードとjamieの口調から、sammyのAAはほぼ100%勝っているでしょう。
jamieのチェックを見てニッコニコのsammy。
jamieはセットを匂わせたり、「君のことが好きだよ」と媚びながらチェックしてくれと懇願します。
そしてsammyは「自分のハンドをプロテクトしなければならない」と言いながら、$100Kのベットをします。
これに対してjamieは、「こんなモンスターハンドは降りられないよ」と言いながらコールします。

リバーは :10h: でポットは391.3K。
この時sammyはこのリバーのTを少し恐れているようでした。
可能性はかなり低いですが、jamieがT絡みのハンドでコールしていた可能性もあるからです。
jamieはチェック。
これを見てsammyは、「降りることもできるんだよ」と言いながらベットするような素振りをします。
jamieは「今更降りられるかよ!何でもコールするよ!コールコールコール!」と言いながらsammyのチェックを願います。
結局sammyはチェックしてショウダウン。
sammyは、「君のことが好きだからチェックしたんだ」と繰り返します。
きっとバリューを取りきれなかったのが悔しかったんでしょう。
この状況でAAが負けている可能性は限りなく低いです。
jamieならリバーのベットに対して降りることはできなかったでしょうし、きっと他のプレイヤーならもっと徹底してバリューを取りにいったのではないでしょうか。

また次回、おもしろ ポーカー動画 を紹介したいと思います :exciting: